ドラ魂キング

中日・笠原祥太郎投手を小松辰雄が高評価

野球解説者の小松辰雄さんが11月29日のCBCラジオ『ドラ魂KING』に出演しました。

自身のコーナー「小松辰雄の直球勝負 ドラ魂ペンタゴン」では、2年目を終えた中日・笠原祥太郎投手を5項目で評価分析しました。いったいどのような評価が下ったのでしょうか。

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かなりの高評価

笠原投手の評価の前に、以前厳しい評価をした田島慎二投手について語る小松さん。

小松「この前、OB会で久しぶりに会ったんですけど、ちょっとスリムになってましたよ。痩せたなって言ったらニコッと笑ってましたけどもね。やっぱり本人は気にしてるんでしょうね」

太り過ぎを指摘していた小松さんですが、本人も気にしていて絞っているということはやる気の表れでしょう。来シーズンは期待できそうです。

さて、小松さんによる笠原祥太郎投手に対する5項目の採点結果は、スピード7点、変化球9点、メンタル9点、人気6点、将来性9点の合計40点。
このコーナーではかなりの高得点です。

「今まで他の選手に厳しかったですからね。スピードはもうちょっとあってもいいかなあ」という小松さんに、パーソナリティの高田寛之アナも「すいません、後で直すの止めて下さいね」と突っ込みます。
 

リスナーも期待

リスナーからも笠原投手に対しての評価が寄せられました。

「私が考える笠原投手のペンタゴン。スピード8、変化球8、メンタル7、人気7、将来性10で40点です」(Aさん)

「笠原投手、来期は10勝を目指して頑張って欲しいです。強いて言えば直球のスピード、常時140キロは出せるようにしてほしいです」(Bさん)

小松「スピードはそれぐらいでもキレのいい真っすぐがあればいいんですよ。良いチェンジアップがありますから」
 

笠原の将来像

「笠原投手が成長し、小松さんから見たらどういうピッチャーになっているのが理想だと思いますか?」と尋ねる高田アナ。

小松「一番似てるのが、ジャイアンツの内海哲也かなって感じですね。内海も同じチェンジアップを途中から覚えたんです」

内海投手は140キロ前後の真っすぐにチェンジアップがあり、最多勝2回、最多奪三振1回のタイトルを獲得しています。

小松「先輩に、スクリューボールでしたが山本昌広もいますけどね。まあ笠原は山本よりはスピードがありますね」

笠原投手には山本昌さんを超える素地があると見る小松さん。
 

チェンジアップと見せかけて

データスタジアムによると、笠原投手の今シーズンの投球は真っすぐが約45パーセントでした。
ガルシア投手も真っすぐが45.2パーセントと似た配球です。
笠原投手はチェンジアップをよく使っている印象がありますが、実はストレートでグイグイ押していたようです。

小松「140キロ出ますから、右バッターのインサイドをガンガン突くことも結構ありましたよね。チェンジアップがあるぞと見せかけて、真っすぐ行くのもあるんですよ。あんまりチェンジアップを見せてもダメですから」

高田「笠原投手の場合は半分近くのボールがストレートというデータですが、これでいいわけですか?」

小松「いいんじゃないでしょうかね。まず基本は真っすぐですよ。真っすぐが投げれますから、それで外のチェンジアップが効いてくるんですよ。バッターから見るとあのボールが邪魔になってくるんです」
 

さらなる期待

笠原投手は今年初めて侍ジャパンに召集され、11月15日の日米野球最終戦で先発も務めました。

小松「いきなり初戦で先発させてもらえましたからね。他のチームの人たちも結構、注目してるんじゃないでしょうか」

11月7日の台湾戦では2回を2奪三振、無失点に抑えました。

「ああいうタイプはいないですよね」と言う高田に、「面白いですよ。あんまり喋りませんしね」と目の付けどころが違う小松さん。
さらに「外国人にはあのチェンジアップが効くんじゃないでしょうかね」と東京オリンピックにも期待をかけます。

オリンピックはもちろんですが、その前に二桁勝ち星も期待しましょう。
(尾関)
 
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2018年11月29日18時32分~抜粋

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