木曜日の『ドラ魂KING』では、野球解説者の小松辰雄さんがドラゴンズナインを5項目で評価分析する「小松辰雄の直球勝負 ドラ魂ペンタゴン」を放送しています。
11月15日に小松さんが採点したのは、祖父江大輔投手。西村俊仁アナとチアドラのMIRANOも話に加わりました。
辛口採点
「今日は貴重な中継ぎ祖父江投手の採点なんですね。ロングリリーフもできるタフネスピッチャー、小松さんがどんな評価をするか楽しみにしています」(Aさん)
今回は祖父江投手のスピード、変化球、メンタル、人気、将来性という5項目を採点しました。
結果はスピード7点。変化球7点。メンタル8点。人気6点。将来性6点。合計得点34点という評価でした。
「厳しいかな?」と小松さん。今シーズン51試合に投げて、2勝2敗17ホールドという成績。17ホールドはプロに入ってキャリアハイでした。ちょっと厳しいんじゃないでしょうか…。
"使いやすい"が裏目に
小松「祖父江の印象は使いやすい選手なんですよね。勝ちゲームでも投げてくれるし、負けてても使っちゃえる」
小松さんによれば、使いやすい理由は何でもできること。その酷使が仇となり、今年は肘と肩を痛めて2回、登録抹消されました。
小松「だから、もうちょっとはっきり使う場面を決めてやると、もっと結果出るんじゃないかと思いますけどね」
首脳陣が変わって来シーズンは注目したいところです。
決め球がない
小松「スピードも変化球も平均点なんですけど、これっていう決め球がないんですよね」
例えば川上憲伸のカットボールとか、小笠原慎之介のチェンジアップ、という代名詞がなく、全てがなんとなく平均だということです。
ちなみに小松さん自身は、速球が売りの投手でした。
小松「なんとなく平均だから使いやすいんだけど、抑えでは使えないんですよ。だから、そこそこ良い場面も任せてもらえるけど、負けゲームも行かされちゃうと思うんですよ」
しかも負けゲームに限ってイニング跨ぎで2イニング、3イニングと投げさせられて、そのあと何日か投げられないということになってしまうわけです。
小松「だから肘、肩やっちゃうんですよ」
ある意味、悪循環とも言えそうです。
投手寿命が長い選手になる?
小松「祖父江は高校の時はピッチャーじゃなかったんで、まだ肩肘がそう使いだれしてないんですよね」
岩瀬投手も高校の時はピッチャーではありませんでした。つまり使い方によっては岩瀬投手同様、投手寿命の長い選手になるかもしれません。
小松「岩瀬の場合はほとんど勝ちゲームに限定してましたからね。勝っていたら調整は難しいですけども、負けていたら今日は登板がないと判断できる」
逆に、いつも負けゲームに投げる投手は勝っていたら投げなくてもいいとなります。
今シーズンの起用について「祖父江はほとんど毎試合、用意しなきゃいけないわけでしょ」と指摘する小松さん。
これでは肩を作るだけでも疲れてしまいます。
ニックネームが決定
人気6点。ここはチアドラMIRANOに意見を聞く西村アナ。
西村「祖父江投手のあの眼光ビームはご存じですか?」
MIRANO「わかりますわかります、フフフ」
西村「なんで半分笑いながらなんですか?」
MIRANO「水曜日に担当しているMEMEさんが、ファンの方に祖父江選手に似てるねって言われるらしくて、真似するんですよ」
MEMEさんの、鼻が高くてキリッとしているところと目が似ているようです。
西村「祖父江さんの、あの眼光ビーム。眉間にしわを寄せたすごい怖い顔を…」
MIRANO「あの可愛いMEMEさんが祖父江選手になってます。ハハハ」
小松「祖父江のあだ名は決まったね。MEMEちゃん」
「ええ?」と驚く西村アナに、「それで行こうよ」と押す小松辰雄さんでした。
(尾関)
CBC
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2018年11月15日18時32分~抜粋