ドラ魂キング

祝・侍ジャパンで初登板!中日・田島慎二投手が振り返ります

最強の中日ドラゴンズ応援番組を目指す『ドラ魂KING』。
毎週木曜日は田島慎二投手がゲスト出演しています。

3/8の放送では、野球日本代表「侍ジャパン」の一員として、初めてマウンドに上がった時の心境を話してくれました。

聞き手はパーソナリティの高田寛之アナウンサーです。

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ホッと一息

3/3にナゴヤドームで「侍ジャパン強化試合 日本対オーストラリア戦」が行なわれ、2対0で日本が完封勝利を収めました。田島投手はリードした直後の7回表に4番手として登板。1イニングを16球、奪三振1、被安打1の無失点に抑えています。

侍ジャパンのユニフォームを着てのナゴヤドームというのは、どういった気持ちだったのでしょう?
「すごい緊張したんですけど、気持ち良かったですね」と田島投手。前に投げてるピッチャーが次々と抑えるものだから、内心「勘弁してくれ」と思ったとか。

先発の千賀滉大投手(ソフトバンク)が6者連続奪三振のパーフェクト。続く今永昇太投手(横浜DeNA)、東浜巨投手(ソフトバンク)もそれぞれ被安打1の無失点。しかも0対0のままだったので、ここで田島投手が失点してしまったら戦犯扱いになってしまうところ。
「僕が投げる前に2点入ってくれてホント助かりました」と安堵するのでした。

ちなみに、その後に投げた岩嵜翔投手(ソフトバンク)が被安打1、山﨑康晃投手(横浜DeNA)がパーフェクトでそれぞれ無失点だったのはもちろん、翌日の京セラドーム大阪での試合も各投手が被安打1かパーフェクトに抑えて6対0の完勝。
いや、仲間外れにならなくて本当に良かったですね。

国際試合の洗礼?

試合を観ていた高田アナが気づいたのは、「国際試合では、投げる瞬間とか、セットポジションに入っていても、構わず場内で選手紹介する」こと。
これには田島投手も、こんなことがあるのかとビックリしたそうです。しかし、稲葉篤紀監督から「国際大会はいろんな事が起きるから、慌てないように」と事前に聞かされていたので、そういうものなんだなと受け止めたそうです。

田島投手「でも次の日に監督としゃべったら、『あんなことは有り得ない』らしいですね(笑)」

監督が想定外のことですら起こるのが、国際試合というわけですね。

国際試合と言えば、試合球はWBCで使われたような“滑るボール”だったのでしょうか?
田島投手によると「日本のボール」だったそうで、ほとんど苦労なく試合に入れたようです。今回の投手陣の好投もそれが一因かもしれません。

気になるメンバーとの交流

侍ジャパンのメンバーとの交流はどうだったのでしょう?

「グラウンドにいるうちは、みんなといろんな事を話したんですけど、食事に行ったのは阪神の石崎剛ですね」と田島投手。シーズン開幕直前なので、手の内を見せるような深い話はできないでしょうが、いろいろ刺激を受けたことでしょう。

刺激と言えば、楽天の高梨雄平投手が、代表チームで田島投手を見ていろいろ勉強になったらしいですね。
「練習と変わらない空気感で試合に行っていた。僕も自然体を目指しているけど、その究極の形」だと。

高梨投手は左腕ですが、同じサイドスロー。
「サイドのピッチャーがスプリットを投げるというのは新しいイメージ」とも話していて、かなり刺激を受けたようです。

このニュースは田島投手も知っていました。

「僕は自然体ではなかったと思うんですけど(笑)。でもまあ、僕が投手陣の中では一番年上だったんで、後輩たちが気を使ってくれて、楽には過ごせたんですけど。その流れでブルペンで投げて試合に行けたんで、そういうところを言ってるのかなあと」

そう言って謙遜するのでした。

昭和ののどかな試合のよう

リスナーからこんな質問のおたよりが届きました。

「侍ジャパンの試合では、相手チームの鳴り物の応援が無い中での登板となりましたが、その辺り違和感はありませんでしたか?」

田島投手「沖縄での練習試合とかでもそういうのはなかったりするんで、その辺は意外と平気だったんですけど…」

何か別に気になる事があったようですね。

田島投手「多分、一塁側の内野席辺りですかね。投げる度に必ず『タジマーッ!タジマーッ!』って叫んでる男性がいたんですよ。『しっかり投げろーっ!』『逃げるなーっ!』とかずっと言ってるんですけど、それがメチャメチャ聞こえてくるんです」

鳴り物(トランペットなど)がない分、ファンの激励やヤジが聞こえやすいという。

田島投手「『小林の言うことなんて聞くなーっ!』とか(笑)。いい集中力で試合に入れたと思うんですけど、ちょっと心の中で笑いそうになりました」

めっちゃ和んでますね。小林誠司捕手(巨人)にはとんでもないトバッチリですが。

別の滑り対策

侍ジャパンの試合球は滑らないボールでしたが、ナゴヤドームで今年から新しく張り替えられた人工芝は、かなり滑ると言われています。

田島投手「グラウンドに入った瞬間に、滑る!と思って。練習の時から『みんな気を付けろよ』と話してたんですけど。僕はスパイクを履いちゃえばそんな気にならなかったですが」

しかし、ピッチャーの場合はゴロをダッシュで捕りに行った時に踏ん張ったりするので、「急ぎながらも慌てずに対策していこうかなと思います」と、気を引き締める田島投手でした。
(岡戸孝宏)
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2018年03月08日18時32分~抜粋

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