ドラ魂キング

オープン戦で見えた中日の課題は、ナゴヤドームの人工芝だった!?

野球解説者の彦野利勝さんが、3月6日の『ドラ魂KING』に出演し、3日(土曜日)と4日(日曜日)にナゴヤドームで行われた楽天を相手にしたオープン戦から、各選手の仕上がり具合を解説しました。

聞き手はパーソナリティの高田寛之アナウンサーです。

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この時期の投手陣

3日は2-9、4日も7-11と楽天に敗れたドラゴンズ。オープン戦とは言え、両日とも投手陣が打ち込まれてしまいました。
投手陣の仕上がりは厳しいようですが、彦野さんの見方は…

「特に3日が山井、吉見あたりが捕まってしまうところをやたらに見ましたんで、不安になる方が多いんじゃないかと思いますが。今、どうのこうのじゃないと思いますよ。
今日(6日ヤクルト戦)、柳が投げてました。彼らみたいな立場は、監督の信頼を勝ち取らなきゃいけない立場ですから必死ですよ。当然のように仕上がりも早いですし、良いピッチングをしなきゃいけないと思うんですね」

柳裕也選手は2年目。開幕ローテーション入りを目指します。ちなみに6日は勝ち投手になりました。

「土曜日に投げた山井にしても吉見にしても、この辺りは、とりあえず無事で投げられてる印象です。少し甘かったな、高かったな、いろんなことを考えながら打たれてると思うので、心配することはないと思います」

気になる松坂投手は?

4日は注目の松坂大輔投手も登板し、2回を2失点。ホームランを1本浴びました。

「僕は想像以上に良かったです。あそこまで腕が振れないんじゃないかと思ってたんです」

彦野さんが沖縄キャンプで見たのは、あくまでキャンプインした頃の松坂投手でした。
そのため、本気で投げてる松坂投手を初めて見たのが、まさにこの4日の試合だったそうです。

「躍動感ありましたよね。どのボールを投げるにしても、松坂らしさみたいなものが見えたので、僕は、大丈夫なんだって安心しましたよ。あのホームランはオマケですよ。本人も笑ってましたしね」

テレビ中継で、実況を担当した西村俊仁アナウンサーも、松坂の印象を語ります。

「インタビューをしてくださった方が、山田久志さんだったんですが、『大輔、いい顔してんな』っておっしゃってたので、2009年のWBCを一緒に戦ったメンバーがそう言っているということは、たぶん大丈夫っていうことなんでしょうね」

1番大島、2番京田で決まり?

続いては打線です。1番の大島選手、2番の京田選手、上位打線は安心感があります。

「特に3日の初回の連打。あれで『今年のドラゴンズはこういう形なのかな』っていうの、ちょっと見えました」

大島選手がショートゴロをツーベースにし、京田選手があっさりライト線に打ってスリーベースにして1点を挙げています。

「すごくスピード感もありますし、クリーンナップがしっかりして、そこで大きいのの一本でも出れば、それはお客さん盛り上がりますよ。今年はドラゴンズ行けるぞ、という形が作れるんじゃないかと、3日の初回攻撃では思いましたね」

ペナントレースでも1番大島、2番京田というのは決まりでしょうか?

「この二人を並べるのは、僕は反対ではないのでいいんですけど、2番に外国人を入れたりとか、いろいろ試してもいますから、まだわからないかもしれませんね。超攻撃型にするならば、京田を1番に戻して、2番に長打のあるバッターを持ってくる可能性もあります」

助っ人外国人選手

アルモンテ選手はタイムリーも含めヒットも放っています。

「柔軟性のあるバッティングするなっていう印象です。特に4日は見せてくれましたね」

5回2アウト、1・2塁。3-2と追い込まれてセンターへタイムリーヒットを打ったアルモンテ選手。

「モヤも一発打ちましたし、ビシエドも今日(6日)打ったんでしょ?徐々に調子も上がってきてるみたいですから、森監督もどうやってこの三人をうまく使おうかと、頭痛いとこじゃないですか?」

ナゴヤドームの人工芝は滑る?

ただ、彦野さんにはこのナゴヤドームでの試合で気になった点があるようです。

「ピッチャー陣が、もうひとつピリッとしなかったのが気になります。特にナゴヤドームのマウンドに苦労してる感じがしました。初めて投げるような感じで、コントロールが思うようにいかなかったような感じに見えたので、1日も早く慣れて欲しいなと思います」

リスナーからも次のようなおたよりが寄せられていました。

「ナゴヤドームの人工芝新しくなりました。よく滑ると言われていますが、実際に、麗奈ちゃん、パフォーマンスしてみてどうでした?」(Aさん)

アシスタントでチアドラの力武麗奈さんが「めちゃくちゃ滑りましたよ」とズバリ言いました。

「京田選手も滑ってましたよね。ホームグラウンドですから、そういう不安は正直ないのが当たり前なわけです。慣れるって言っても、結構練習しないといけませんから。滑るなら、何かそれを取ってもらうとか対策を練らないと。
60も70も試合があるわけですから、自分のチームが不利にならないように、しっかり対応してほしいと思います」

彦野さんにはオープン戦を振り返ってもらいましたが、最大の課題は選手よりもナゴヤドームの人工芝かもしれません。
(尾関)
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2018年03月06日18時32分~抜粋

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