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中日ドラゴンズ・福田永将選手に、ガチで本塁打を打たれた局アナの話

最強の中日ドラゴンズ応援番組を目指す『ドラ魂KING』。
1/18は、江田亮CBCアナウンサーが、思い出に残る福田永将選手のホームランについて語りました。

と言っても、自分が実況していた試合で福田選手が打ったわけではありません。
江田アナが、福田選手にホームランを打たれたのです。

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小学生で100m弾!?


思い出は17、8年前。小学校時代にまでさかのぼります。

福田選手は神奈川県横浜市出身。江田アナはお隣の川崎市出身。野球をするには同じエリア内でした。
小学5年生の時に、6年生だった福田選手に打たれたホームランが、今でもハッキリと脳裏に焼き付いていると江田アナは言います。

江田少年が練習試合で初めて横浜市に行った時のこと。
対戦相手は、福田選手が所属していた「鴨志田スワローズ」という軟式少年野球チーム。全国3位になったこともあり、その強さは江田少年の耳にも入っていました。

先発を言い渡された江田投手は、試合前のシートノックなどの練習を見て、上手い選手をチェックしていたところ、身長175cmという明らかに規格外の選手が。それが福田選手だったのです。
ただ、この時はまだ福田永将という存在を知らず、ただデカイ人という認識に留まるのでした。

当時、試合が行なわれた球場は長方形で、2面使えるという、草野球にもよくあるパターン。長方形の対角の位置にホームベースが置かれ、向き合う形で同時に2試合できるグラウンドですね。
長方形なので、左翼と右翼の距離に差ができてしまいます。この試合では、レフトまでの距離が90m、ライトが70mという形になっていました。

90mというのは、軟式野球では大人でもなかなか飛ばせない距離です。ましてや小学生が柵越えなんて考えもしなかった江田投手。
「デカイ4番が何ぼのもんじゃい」とばかりに、第1打席に投げたところ、初球いきなりレフト柵越え。その奥にある貯水池に叩き込まれたのです。推定飛距離は何と100m。

その後3アウトチェンジになって、戻ってきたレフトの選手によると、貯水池にはたくさんのボールがあったそう。後々聞いたらそれは全部福田選手によるものだったとか。凄い意味での"池ポチャ"の常連だったのです。

中学生でメジャーからスカウトが!?


話はこれで終わりません。
2打席目、今度はセンターに飛ばされます。2面式の球場なので、センターにはフェンスがありません。向こうのグラウンドのセカンドベースまで飛ばされたのです。推定飛距離は驚異の120m。
フェンスが無いため、記録上はエンタイトルツーベースになりますが、実質は2打席連続の被弾です。

鴨志田スワローズのラインナップには、現在広島東洋カープに所属する下水流昴(しもずる こう)選手もいたそうですが、江田投手はそんな事をもう全く覚えていないくらい、福田選手のインパクトが強烈だったのでした。

その後、中学・高校と、福田選手の活躍を近場で見てきた江田少年。
まず、中学ではシニアリーグの全国大会にて、準決勝と決勝でホームランを2本ずつ打ち優勝を果たし、MVPを獲得。シニア全日本代表の4番も務めました。

その頃、「メジャーリーグのスカウトが見に来たらしい」という噂が流れ、さすがにそれはないだろうと思っていた江田少年。
アナウンサーになってから福田選手本人に確認したところ、ホントだったそうです。
中3の時に、ニューヨーク・メッツから「入団テストを受けに来ないか?」という話があったんだとか。

このように地元では超有名だった福田選手。横浜高校時代にセンバツで優勝して、全国にその名を轟かせたのです。

プロ入りしてからこの2年でようやく活躍し始めた福田選手を、「早熟なのか晩成なのかわからない(笑)」と評する江田アナですが、「本領が発揮されるのはこれからだ」とも語ります。

打たれた思い出じゃなく、思い出に残るような福田選手の劇的なホームランを、実況できる日を楽しみにする江田アナなのでした。
(岡戸孝宏)
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2018年01月18日18時19分~抜粋

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