ドラ魂キング

さらば久野誠アナウンサー。最後は感謝の言葉で

12月29日の『ドラ魂KING 年末スペシャル~さらば久野誠 THE LAST NIGHT~』。久野誠、43年間のアナウンサー生活最後の放送でした。

スタジオには久野誠の他に、久野とは『サンデードラゴンズ』(CBCテレビ)で一緒だった初代アシスタントの古木淑恵さん、元中日ドラゴンズの木俣達彦さん、高田寛之アナウンサー。
久野誠のアナウンサー生活最後の10分間の模様をどうぞ。

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木俣達彦の久野との思い出



久野アナが初代MCを務めた『サンデードラゴンズ』の思い出から。木俣達彦さんが思い出を語りました。

「一番楽しかったのは、やっぱりドラゴンズの沖縄キャンプで久野さんにいろいろなところへお食事に連れてってもらったっていう、あれね」

「僕が連れて行って、木俣さんがお金払うっていうね」と久野誠。
「あの頃は、米軍基地の中でも簡単には入れましたもんね。安くてね。そんなことも、いろいろありましたね。
それから沖縄から毎日、1ヵ月間放送したじゃないですか。大変だったけど、あれ、面白かったと思うよ」と木俣さん。

「ホテルでやったんですよね」と懐かしそうに言う久野。さらにオーストラリアからドラゴンズのキャンプレポートをしたこともあったそうです。

古木さんは?


「私は『我が家の自慢料理』というコーナーをやらせていただきました。選手のお宅を訪問して、奥様からお料理を教えていただくんですけど、まだ結婚前でしたので、全然リアクションが上手くなかったんです」



「野球選手の人生観みたいなものがすごく伝わってきました。高木守道さんのお宅にお邪魔した時に、奥様がいかに現役時代に気を遣って、こどもたちも音を立てないように生活してたとか、そういう裏のお話が聞けたのが、ものすごくためになりました」と古木さん。

外国人選手とのインタビューもありました。

「ケン・モッカ選手のお宅にお邪魔したんです。ちょうどお誕生日会をされてまして。ディレクターに『一言ぐらい英語言え』って言われたんで、一応、コングラチュレーションってお祝いを言って帰ってきましたけど」

「『ハッピーバースデー』でいいと思うんですけど」と久野の言葉で、スタジオの中は笑いに包まれました。

古木「いやだなあ。30何年ぶりに、嫌な思い、ちょっとしちゃったな」
久野「ゴメン、ゴメン」

奥さんからの言葉


ここで久野へのサプライズとして、奥さんから久野へ贈る言葉が流されました。その一部を紹介します。

「学生時代から近くでこの誠さんを見てきた私としては、自分の好きなこと、やりたいことを職業にできて、全うできたというのはすごいことだと思うのと同時に、とても羨ましくもあります。
自身の努力もたくさんあったのだと思いますが、43年間のいろいろなことが思い出されます。大きな病気もありました。この度、定年を迎えるにあたっても、たくさんお気遣いいただいて、本当に幸せ者ですよね。
二人の孫がもっと大きくなったら、いろんなこと話してやってください。私はこれからも邪魔にならない程度の距離にいたいと思います。心地よい時間が沢山過ごせることを願っています」

動揺する久野。変わらない木俣さん。


スタジオの外には、その久野アナの奥さんが来ていました。

「ウソだ!ちょっと、新人もみんないるんじゃん。加藤部長も!」と久野。
加藤部長とは、久野が入社1年目にお世話になった当時のディレクターだった人。

「社内スタッフが、みんな揃ってますよ。スポーツ部のスタッフも」と高田。
「こういうの止めて~。ホントに~」と動揺して弱りはてる久野です。

「奥さんが花束、渡すんじゃないの?それで最後に泣いてもらうんじゃないの?」と、こんな時でもマイペースの木俣さん。

リスナーからのおたより


「久野さん、本当に長い間お疲れさまでした。久野さんとのファーストコンタクトは『Oh!サンデー』のスタジオに行った時に生徒手帳に書いてもらったサインは、今も大事に保管してあります。
その頃の夢は『久野さんのようなアナウンサーになりたい』でした。叶わなかったけど、『土曜天国』『ぱろぱろエブリデイ』『ドラ魂KING』など、40年間の感謝を込めて、今日の放送は心して聞きます」(Aさん)

「久野アナウンサー、今までお疲れ様でした。僕がラジオを、そしてCBCを聴くようになったのは間違いなく久野アナウンサーのおかげです。僕を楽しませていただいてありがとうございました。
ドラゴンズファンにとっては悔しさの残る2017年でしたが、来年こそは10月下旬まで野球を楽しませてほしいです。受験期に入る前までに、できるだけ応援に行こうと思っています」(Bさん)

最後まで中日が気になる


久野「木俣さん、お願いだから、来年の中日、ちょっとは良いこと言って」
木俣「5位か6位だよ」
久野「最後にコレかい」

木俣「37歳の松坂を獲るとか書いてあったでしょ?僕は、絶対獲ったらマイナスになると思う」
久野「彼の背中を見て、若手が奮起することだって十分あるんじゃないですか?」

木俣「若手に切り替えるってハッキリ言っとるわけですから、そんなロートルを獲ってどうするんですか。ダメに決まっとるじゃない」
久野「決まっとる、と言うのやめて」
高田「木俣さんの予想は、外れること多いですから」

古木「悪いこと言うということは、反対にいい結果が出ると思います」
久野「そういうことですね」

最後は感謝の言葉


久野アナの奥さんがスタジオに入り、花束の贈呈です。そして古木さんからも花束が。

「こんな幸せなアナウンサーはいなかったと思いますね。多くの人に、こうやって支えられて。本当にもう一度言います。人に恵まれて、番組に恵まれて、時代にも恵まれたという幸せな43年間だったと思います。本当に、皆さん長い間、ありがとうございました」



久野誠さん、本当にお疲れ様でした。
(尾関)

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2017年12月29日20時49分~抜粋

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