ドラ魂キング

小学校訪問のドラゴンズ柳&小笠原両投手に、川上憲伸が対抗心

最強の中日ドラゴンズ応援番組を目指す『ドラ魂KING』。
金曜日は、元ドラゴンズのエースでCBC野球解説者・川上憲伸がメインパーソナリティを務める『ドラ魂KING 川上憲伸 KK SPECIAL』と題してお送りします。

お相手のパーソナリティはタレントの戸井康成。そして宮部和裕アナウンサーと、チアドラゴンズの小木曽志穂は、翌日開催のドラゴンズファンフェスタのリハーサル参加のため11/24の放送は欠席。代わりを若狭敬一アナが務めました。

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プロ野球選手が小学校に


この日はドラゴンズの8人の選手が社会貢献活動として、名古屋市内の4つの小学校を訪問しました。児童との触れ合いを通して、こどもたちに夢の大切さなどを伝えたということです。

その内訳は、まず柳小学校に柳裕也投手・小笠原慎之介投手。
これは偶然ではなく、柳小学校から「柳投手に来てほしい」というリクエストがあったからだそうです。

その他、日比津小学校に鈴木翔太投手・笠原祥太郎投手、橘小学校に藤島健人投手・丸山泰資投手、城西小学校に三ツ間卓也投手・佐藤優投手が訪問しました。

そのうち、柳小学校へ取材に行った若狭アナがレポートします。

シンプルだけど難しい質問


11時40分から体育館で全校児童が集まっての特別授業がスタート。およそ350人の全校児童のうち、1年生が3クラス、2~6年生はそれぞれ2クラス。1クラスが30人弱ということで、名古屋市内では比較的小さめの小学校だということです。

柳投手と小笠原投手がユニフォーム姿で登場した時は、大歓声に包まれました。
質問コーナーでは、各学年1人ずつの児童、合計6人が質問をしました。

まず1年生。
「どうやったら、うまくなげられますか?」

川上いわく「ありがちだけど、ザックリしすぎて答えるのが難しい質問」です。

柳投手の答え。
「上手く投げようとせず、楽しく遊ぶ感覚で投げればいいと思うよ」

小笠原投手の答え。
「楽しくやるというのは柳さんと同じですが、できれば毎日続けてください」

しっかりした2人の答えに感心する川上と戸井。
そこへ若狭アナがぶっこみます。

「もしここに、川上憲伸投手がいると?」

「やーめーろー、そーれーはー!(苦笑)」
急にボールを投げられた川上、どう打ち返す?

若狭アナ「かわかみさん、どうやったらうまくなげられますか?」(こども口調)
川上「んー…。牛乳をいっぱい飲んでください」

あさっての方向に打球が飛んでっちゃったみたいな答えでした。

こどもウケする答えとは?


しかし若狭アナによると、逆にそういう突拍子もないことを言った方がこどもにはウケるんだとか。

例えば2年生の質問。
「三振を取った時の気持ちを教えてください」

柳投手はマジメに「勝負に勝ったので素直に嬉しいです」と答えたのに対し、小笠原投手は「ヨッシャー!って感じだよ」と答えたらウケたんだそう。

「僕だったら『ヨッシャー!焼き肉食べに行ける!』ってところまで言いますね」
川上が被せてきました。ちょっとエースのプライド(?)に火が付きましたか。

4年生の質問。
「野球を始めたきっかけは何ですか?」

柳投手「幼稚園の頃はサッカー選手になりたかったけれども、小3の時に野球の方がかっこいいと思ったから」

小笠原投手「僕は『ドラゴンボール』の孫悟空になりたかったけど(こどもに大ウケ)、ただ実家が団地にあって、同じ棟のおばちゃんが『あんた野球やれ』と言ったから(先生に大ウケ)」

小笠原投手、ツカミはバッチリですね。

若狭アナ「川上さんは、野球を始めたきっかけは何ですか?」(こども口調)
川上「目が覚めたらそこに軟球があったから」(なぜかシブい口調)

もう大喜利になってきてます。

野球をやめたくなった時は?


6年生の女の子は、聞くことがもう大人です。
「これまで、野球をやめたいと思ったことがあると思いますが、どうやってそこから気持ちを切り替えて立ち直っていったのですか?」

これは大人としてちゃんと答えなければなりませんね。

柳投手「苦しい時の方が多かったけれど、楽しい時の気持ちを味わいたいと強く思うようにしました」
小笠原投手「野球以外のことをして、野球のツラさを忘れて、もう1回野球をしようと思いました」

川上「僕だったら、『野球をやめたら勉強するしかなくなっちゃうから、意地でも野球をするしかなかった。勉強ムリだもーん』って言いますね」

…大人としてどうかとは思われますが、こどもには届きやすいでしょうね。

質問コーナーの後は、柳・小笠原両投手が体育館内でキャッチボールを披露。屋内ではボールがグラブに入るといい音が響くので、大歓声が起こります。
その後児童ともキャッチボールをし、最後はハイタッチでいったんお別れしました。

給食の思い出あれこれ


そうするとちょうど給食の時間です。6年生の2つのクラスでそれぞれ両投手が児童と共に給食を食べました。
麻婆豆腐、れんこんチップ、ご飯、牛乳、ゼリーというメニューでした。

柳投手はこの日の触れ合いを通じて「初めての小学校訪問で、楽しい時間を過ごすことができました。夢を与える授業でしたが、逆にこどもたちにもっと喜んでもらえるように、もっともっと活躍したいという新たな夢ができました」と語っています。

小笠原投手は「児童にたくさんパワーをもらいました。まずはAクラスを目指してどんどん勝っていって、こどもたちに恩返しができるように結果を出していきたい」ということです。

ちなみに、小笠原投手は給食の思い出も語ってくれました。
「牛乳が今でも全く飲めず、担任の先生が『食べ物・飲み物を残す子はおかわり禁止』というルールを出してたので、ご飯の量は全然足りなかったんだけどおかわりを我慢していました」

対して川上の給食の思い出というと…。

「食べるのが遅い子がいるじゃないですか。で、時間切れで食べ物が残っちゃう。それで担任の先生が『じゃあ憲伸くん、残したヤツを食べなさい』と。おこぼれを待ってるパターンですよ!」

残り物にありつくために、「頼むからその焼きそばを残してくれ~!」「コッペパン、頼む!置いてけ置いてけ~!」と毎回祈っていたそうです。

結果を求める貪欲な姿勢。川上がプロで成功した理由の一片が垣間見えるお話でした。
(岡戸孝宏)
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2017年11月24日18時11分~抜粋

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