ドラ魂キング

川上憲伸が選手寮で楽しんだ、メルヘンチックな趣味とは?

最強の中日ドラゴンズ応援番組を目指す『ドラ魂KING』。
金曜日は、元ドラゴンズのエースでCBC野球解説者・川上憲伸がメインパーソナリティを務める『ドラ魂KING 川上憲伸 KK SPECIAL』と題してお送りします。

お相手のパーソナリティはタレントの戸井康成、宮部和裕アナウンサー、チアドラゴンズの小木曽志穂が務めます。11/17の放送では、川上がドラゴンズに入団した頃の選手寮「昇竜館」の思い出を語りました。

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川上の意外な趣味


現在、二軍の本拠地・ナゴヤ球場に隣接されている昇竜館は、2001年シーズンオフに建てられたもので、それ以前は名古屋市西区にありました。

川上はこの旧昇竜館に、1998年1月に入寮。ドラフト逆指名1位の鳴り物入りで入団した川上は、当時の星野監督から「寮は1年で出してやる」と約束をもらっていたのですが、なぜか2年住まわされます。
さらに翌年ケガをしてしまい、いったん退寮して独り暮らししていたのを寮に戻され、結局3年半ほど寮住まいだったそう。

同期の大学卒の選手(井端弘和選手など)は早々と寮から独立して、川上は遅れを取ったかに思えますが、実際はみんな3年くらいは寮にいたそうですよ。

さて、昇竜館での川上は、どのような過ごし方をしていたのでしょうか?
いかにも男らしい風格の川上ですが、実は女性っぽい面も持ち合わせているらしく、部屋に癒しの空間を作っていたんだとか。

川上「天井に、星が光るようになってたんですよ」
戸井「え?どういうこと?」
宮部アナ「頭を打ってたんですか?」(一同爆笑)

部屋で頭ぶつけて星が出るって、そんなマンガみたいなことがあったわけではもちろんありません。
星型の蛍光シールを買ってきて、天井に貼りつけたというのです。
カシオペア座、北斗七星、北極星などを自分で作る、自家製プラネタリウムです。なんてメルヘンチックなんでしょう。

球場で星を稼ぎ、部屋で星を仰ぐ


何でそんな風になったのか、川上が経緯を説明します。

「部屋でボケ~ッとして寝てたら、どこかからエンヤの曲が流れてくるんですよ。」

ヒーリングミュージックの第一人者で、アイルランドのミュージシャンである、あのエンヤです。

「曲が聴こえて、眠れなくて目を開けちゃうじゃないですか。その時、上に星があったら最高じゃないですか」

それで星を買ってきたのでした。

戸井「別に、星野監督とは関係ないんですね?」
宮部「余計眠れなくなるじゃないですか」
川上「余計目が覚めてね、震えてくるくらい(笑)」

(あくまで冗談で言ってるだけですよ。念のため)

じゃあ、そのエンヤの曲は誰が流していたのでしょう?

「恐らく、当時ドラフト2位で入った、隣りの部屋の森章剛」と答える川上。

森章剛(もり しょうごう)選手は福岡県出身。大分県・藤蔭高校から来た、1997年のドラフトで川上と同期入団のスラッガーです。入団当初は「ショーゴー」という登録名を使っていました。
基本は左打ちですが、右打席でプロ入り初打席初ホームランという離れ業をやってのけ、2004年のリーグ優勝にも貢献しました。

川上「多分彼じゃないかなと思うんですが、でも彼はそんな曲を流すような雰囲気はないんですよ」
宮部アナ「どっちかと言うと“エンヤーコーラヤ”みたいな雰囲気ですよね(笑)。北欧っぽくないですよね」
川上「九州男児でね。演歌系が流れてきそうなんですけどね」

いや、好き勝手言っていますけど、その曲を聴いて星空を描いた川上もイメージに合いませんから、お互い様な気もしますが…。

そもそも、これはあくまで憶測。エンヤを流したのは誰なのか、真相は闇の中。
森選手は目星を付けられただけです。星だけに。

しっかり、ちゃっかり


もちろん、森選手がエンヤを聴こうが、川上が星を見上げようが、意外性はあっても全然悪いことではありません。
これから入寮するルーキーの皆さんもぜひ、自分なりのリラクゼーション法を編み出して、プロ生活に生かして頂きたいものです。

そんなルーキーたちへ、川上から寮生活のアドバイスが送られました。

「まず、昇竜館の館長さんや寮母さんと仲良くなって、相談相手になってもらえるようになること。あとは、食堂のコックさんと仲良くなること。好みのおかずが出てくることもあるから」

しっかりするだけでなく、ちゃっかりした部分を持つことが、プロで成功する秘訣なのでしょうね。
(岡戸孝宏)
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2017年11月17日18時34分~抜粋

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