
問題作でありながら、ちょっと心も温かくなり、そして胸がしめつけられる想いもします。
金監督と冤罪ソングをてがけた小室等さんにお話をうかがいました。

日本の音楽界の重鎮、小室等さんのインタビューはさすがに重厚でした。
巨匠谷川俊太郎さん作詞・小室等さん作曲の「真実・事実・現実あることないこと」は
冤罪音楽プロジェクトイノセンスのメンバー全員で歌われています。
映画解説
冤罪をテーマに「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」「袴田巖 夢の間の世の中」といった作品を手がけてきた金聖雄監督が、人生の多くの時間を刑務所の中で過ごし、互いを「獄友(ごくとも)」と呼び合う冤罪被害者たちにカメラを向けたドキュメンタリー。「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」でその姿を記録した「狭山事件」の石川一雄さん、「袴田巖 夢の間の世の中」でも描いた「袴田事件」の袴田巌さんのほか、「布川事件」の桜井昌司さんと杉山卓男さん、「足利事件」の菅家利和さんという5人が、同じ痛みを抱えるものとして互いを支え合う様子や、獄中での出来事や出所後のそれぞれの人生を改めて語る姿を通し、奪われた時間の中で彼らが失ったもの、得たものは何か、そして司法の闇や人間の尊厳とは何かを描き出していく。
金監督は、年月をかけて、袴田さんの心を少しずつひらいていきます。

名古屋シネマスコーレで、4月7日(土曜日)から公開します。
初日には、金監督の舞台挨拶もあります。とっても優しくてダンディな金監督に
会いに行って、ぜひ、制作エピソードを伺ってください。