2017年3月6日(月)

104年ぶり!北海道江差でニシン漁大漁の兆候

多田しげおの気分爽快!! / カルチャー

「多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N」の8時台「話題のコラーゲン」月曜日では、北は北海道、南は沖縄へ電話をつないで、その地域の生の情報をお送りしています。
今回は北海道からの話題をご紹介します。

北海道のニシン漁を歌った「石狩挽歌」はリアルだった

この日は『北から』北海道は江差町からの話題。
江差といったら何と言ってもその昔はニシン漁で栄えたところです。
江戸から明治にかけてニシン漁で栄え、ニシン御殿が立ち並んでたところ。

ニシン漁といえば、北原ミレイのヒット曲、なかにし礼作詞、浜圭介作曲の演歌「石狩挽歌」が有名です。カラオケのレパートリーにしている方もいるでしょう。
まさにこの歌の通り、現在ニシン漁は衰退。
作詞家のなかにし礼さんは1938年生まれの78歳。子供時代小樽で過ごしたことがあり、漁業の衰退を目にしたことでしょう。

ニシン漁の衰退

春に獲れる春ニシンは、北海道では1897年(明治30年)に史上最高の97万トンでした。ニシン漁に出れば家が建つ。ニシン御殿がどんどん建てられたのはこの頃です。それが約40年後、なかにし礼が産まれた1938年(昭和13年)には1万6000トンまで減少して、以降、日本海側の南部から徐々に徐々に姿を消して、1958年にはほぼ皆無の状況となってしまいました。数字で見るとひどい激減度。なかにし少年の生活の中には、かつてニシン御殿と呼ばれたものの朽ちていく家、破れた網などがあったと想像できます。最近はニシン漁が復活してきたそうですが、それでも100トン程と最盛期には全く及びません。

104年ぶりに「群来(くき)」を確認

オンボロロ、オンボロボロロになってしまった江差のニシン漁ですが、ひょっとしたら大量のニシン再来かという現象が今年2月26日、江差でおきました。ニシンの群れが産卵のために沿岸に押し寄せて海が白く濁る「群来(クキ)」という現象。群来が見られたのは、なんと104年ぶり。これは期待しないわけにはいきません。

なぜニシンが群れで来ると海が白く濁るのか

ニシンの群れは産卵のためにやってきます。雌の産んだ卵に、雄が精子を振りかけるようにして受精します。 その雄の精子で海が白く濁るんです。どれだけのニシンの量なんでしょう。想像を絶するニシンの量です。今回、群来を見つけたのは地元の漁師さん。早朝、海が濁っていて、その範囲は、海岸にそって帯状に幅150メートル。沖へは50メートル程度だったということです。

群来も努力のたまもの

北海道ではニシン漁の復活を目指していて日本海の各地でニシンの稚魚を放流をしています。江刺を含む、ここ檜山地域でも8年前から稚魚の放流し、昨年は最大の百万匹を放流してます。そういう地道な努力があっての今回の群来なのかもしれません。今年は104年ぶりに群来が見られたので地元の漁師さん、地域の人もワクワクしてニシンの大量を期待しているそうです。近い将来、江刺にニシン御殿が立ち並ぶかもしれません。
(尾関)

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