2017年8月14日(月)

ウイスキーに合う意外なおつまみとは?

丹野みどりの よりどりっ! / カルチャー

毎週金曜日の「大人のたしなみ講座」では、パーソナリティの丹野みどりが、知っておくとためになる大人のたしなみを専門家の方に学びます。

数回にわたりウイスキーの特集をお送りしてきましたが、今回が最終回です。

過去の記事「ウイスキーは偶然生まれた!その歴史を学ぶ」「意外とわかりやすい!ウイスキーの分類」「知っておきたいウイスキーの飲み方・合わせ方」も掲載していますので、あわせてご覧ください。

ウイスキー文化研究所認定講師で、ウイスキープロフェッショナルの山本久理子先生に伺いました。

ウイスキーに合うのはアノ和菓子!?

まず丹野が「(前回の放送で)ウイスキーは基本的に食事の後に頂くと聞きましたが、ウイスキーに合うおつまみは、どんなものがあるのでしょうか」と山本先生に尋ねました。

山本先生は、甘い物と相性が合うのではないかと考えられており、その理由は、ウイスキーが持っている香りそのものが甘いためで、果物やミントなどの植物、はちみつのような香りで構成されています。

さらに元々の原料となる穀物がナッツに近い香りだったり、製造工程で甘酸っぱい香りが出たりすることもあるため、チョコレートやドライフルーツ、フレッシュフルーツなどが合うのではないかということです。

また、蒸留所で海に近い所なら、樽の中で磯の香りを吸い込むので、日本のお菓子だと塩気のあるえびせんや塩大福、塩ようかんなどが合いそうとのことです。

和菓子とウイスキーは、全く考えたこともなかった組み合わせですね。

ウイスキーの香りはどうやって付く?

ここで1つ、丹野から疑問が出ました。

「磯の香りを吸い込むので塩っぽい香りがするのはわかりますが、なぜフルーツや花などの香りがするのでしょうか?」

別に果実酒のように、直接果物を混ぜるわけではありませんし、近くに果樹園やお花畑がある訳でもありません。

山本先生は「ウイスキーの風味は樽から5~7割出てくると言われますが、樽の中で酸化熟成が進むと、花やフルーツのような香りが付きます」

ただし、なぜそのような香りが付くのかは、研究は進んでいるものの、まだ不明なのだそうです。

また、樽の寿命はだいたい100年だそうですが、繰り返し使っていくうちに、香りが変わっていくこともあるそうです。

蒸留所の環境や樽の状態などにより、ウイスキーの香りにバリエーションが出てくるということで、やはり奥が深いですね……。

ウイスキーの楽しみ方

さらに山本先生に、ウイスキーの楽しみについて伺いました。

ウイスキーは複雑な風味を持ち、長年の歳月を経て作られる飲み物ですので、一気飲みはせず、ゆっくりと味わって欲しいとのことです。

また、初心者の方には難しく感じるかもしれませんが、ウイスキーを知れば知るほど香りに魅了されるものです。
樽により風味が変わるので、慣れてくると香りで樽の種類などがわかるようになってきて、楽しくなるのではないかとのことです。

バーでのマナーを確認

最後に、ウイスキーをたしなむために行くバーで、気を付けるべきマナーについて伺いました。

まず、バーには悲喜こもごも、さまざまな思いで来られている方がいるので、あまり大きな声で話さないということ。

次に、ウイスキーの香りの邪魔になるため、香水を付けすぎないことと、タバコを吸う場合に気を付けること。

バーによってはバーテンダー1人で切り盛りしているため、あまり独占しないこと。

そして最後は、水以外の物もオーダーしてあげてくださいとのことでした。

この4回のお話で、以前よりもウイスキーを少し身近に感じることができるようになりました。
(岡本)

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