2017年8月3日(木)

ケーキにつきもの、生クリームに「生」とつくのはナゼ?

多田しげおの気分爽快!! / カルチャー

8月にはパーソナリティの多田しげお、68歳の誕生日を迎えます。
誕生日に欠かせないものはバースデーケーキ。ケーキといえば生クリーム。そこで、「早川敦子のそぼQ」のテーマは「生クリームに『生』とつくのはナゼ?」

生ビールは熱処理をしていないもの。では、生クリームはどうでしょうか? 
8/1は代理火曜アシスタントの小倉理恵と一緒にお送りします。

バタークリームから生クリームへ

街のご意見を聞いたところ、”生”の理由は、「アイスクリームに対して」「カスタードに対して」「火を通さないもの」「舌触りが生っぽいから」と分かれました。

そこで、雪印メグミルク広報IR部に伺いました。

「昔、洋菓子はバタークリームがメインで使われていた時代がありました。バタークリームや他の植物油脂から作るクリームと区別するために牛乳から分離した、添加物を含まないクリーム、ということで生クリームと呼んだと思われます。また、英語ではフレッシュクリームと言いますが、それを日本語にする時に、”フレッシュ”という表現を”生”としたのではないかと言われています」

多田は「バタークリームはちょっと堅い、しっかりとした、バターの香りが濃厚なクリーム。それしかなかった時、なんというふわふわの柔らかい、真っ白なクリームが出てきたかと思った」と。さすが人生経験の豊かさ。

早川は、「バタークリームはバターに卵白などを混ぜて作ったもので、保存性がいい。昔は冷蔵技術があまりなかったので、バタークリームを使わざるをえなかった」と補足します。

日本で60年代くらいに冷蔵庫が普及してくると、生クリームを使ったケーキが登場。今までにくらべて、生っぽいということからか、生クリームと呼ばれてきたそう。英語ではフレッシュクリームで、フレッシュとは生鮮。よって生クリームとなったのではないか、ということです。

ちなみに、生クリームは通称で、正式な名称は、今も昔も”クリーム”だそうです。

生クリームはどうやって作る?

生クリームは牛乳を濃くしたものというイメージがありますが、どうやって製造されているのでしょうか?

「クリームとは牛乳中の脂肪を分離して作っています。牧場で搾りたての牛乳を置いておくと、脂肪が上がってきます。その部分だけ取ればそれが生クリームです。工場では遠心分離にかけて製造。クリームは軽いので上層部に浮いてきます」

バターも生クリームも、牛乳から作られる乳製品。生クリームの脂肪分は50%くらい。バターはもっと水分を飛ばしていて、脂肪分が80%です。ダイエットの時どちらのクリームを取るかと聞かれたら、両方、ダイエットの大敵に変わりないので、結局「好きな方!」を取りますね。

家の牛乳から生クリームは作れる?

夏休みの自由研究で、家で牛乳から生クリームを作ることはできますか?

「多分できないです。スーパーなどで買った牛乳はいつ飲んでもだいたい同じ味です。それは脂肪の粒を細かくする、均質化という工程を行っているからです。一般の牛乳から脂肪を集めるのは難しいです」

多田は「これはホモジナイズド(homogenized)という技術ですね。できた当時、この牛乳は『〇〇ホモ牛乳』という名称で売られていました」

その名称に「へーっ!?」と驚く小倉。確かに当時、テレビから流れるあの名称は、全国の小中学生の想像力を刺激して大いにざわつかせたものです。

夏休みの宿題はこれで100点?

早川は「家で作りたい時は均質化していない牛乳(ノンホモ牛乳)を使ったり、あるいは牧場で、できるだけ搾りたての牛乳で作るといい」と言います。

これに多田は、「夏休みの宿題なら、自分で乳搾りをするところから始めて、最終的には生クリ―ムも作ったとなると100点!」

「日本のTPP問題も考えるともっとすごいですね」と、早川。「フレッシュが命、”生”放送でお送りしました」と、きれいに結びました。

生クリームの話を聞いていると、あの白くて甘いふわふわが恋しくなりますね。
(みず)

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