2017年7月31日(月)

意外とわかりやすい!ウィスキーの分類

丹野みどりの よりどりっ! / カルチャー

金曜日のコーナー「大人のたしなみ講座」では、知っておくとためになる大人のたしなみを専門家の方に教えていただきます。

今月はウィスキーの特集です。過去の記事は1回分ですがこちらにありますので、あわせてご覧ください。

引き続き、ウィスキー文化研究所認定講師で、ウィスキープロフェッショナルの山本久理子先生に、丹野みどりが伺いました。

シングルモルトってどんな意味?

そもそも、ウィスキーはどのように定義されたお酒なのでしょうか。

それは、「穀物を原材料として麦芽・大麦麦芽で糖化し、アルコールを発酵・蒸留して木樽で熟成させた物」となります。
木樽でなければならないということですね。

そしてウィスキーには「シングルモルト」や「バーボン」など、さまざまな種類がありますが、どのように分類されるのでしょうか。

まずは材料によって、「モルトウィスキー」と「グレンウィスキー」に分かれます。
モルトとは大麦麦芽のことですが、モルトを元に単式蒸留器で作ったもので、アルコール度数は70度ほどです。

グレンはとうもろこしをメインに作るものですが、とうもろこしだけだとうまくアルコール発酵されないため、大麦なども材料に含めます。
連続式蒸留器で作り、できた直後はアルコール度は95度まで濃縮されますが、後で希釈します。
モルトと比べて不純物が取れ、クリーンな仕上がりとなります。

愛知県で作られているウィスキーの「知多」はグレンウィスキーで、トウモロコシやライ麦、小麦などを混ぜて作られています。

もう一つ、ブレンデッドという種類がありますが、これは製造後のモルトとグレンを混ぜたものです。

次に、シングルモルトウィスキーと言うような「シングル」とは、何が1つという意味なのでしょうか。
これは1つの蒸留所だけで作られたウィスキーという意味なのですが、複数の蒸留所で作った物を混ぜる場合は、「バッデド」と付きます。

ここで丹野は少し疑問に思う点として、「ビールなどは1つの会社や製造所で作るのが当たり前ですが、複数の蒸留所の物を混ぜる意味はあるのでしょうか」と尋ねます。

山本先生は、「スコットランドはオーナー会社がたくさん蒸留所を持っているという事情があるため」と説明されました。

いろいろな蒸留所でできたものをブレンドすることで、新たな風味を生み出すということがあるわけですね。

例えば、「シングルモルトウィスキー」とは、1つの蒸留所だけで作られた大麦麦芽のウィスキーということになります。

バーボンとフランスの意外な関係

さらに丹野が、「スコッチ・アイリッシュは地名ということは分かりますが、よく聞く『バーボン』は何ですか?」と尋ねました。

山本先生は、「バーボンも元々は地名で、これはフランスのブルボン王朝が、アメリカ独立の際に助けてくれたことに敬意を表したことから付けられた地名とのことです」と説明されました。

ウィスキーの世界5大生産地は、スコットランド(スコッチ)・アイルランド(アイリッシュ)・アメリカ(バーボン・テネシー)・カナダ・日本なのですが、それぞれに特徴があります。

日本は竹鶴政孝さんがスコットランドに学びに行って作ったため、スコッチに近いものとなっています。
また、アメリカやカナダは、スコットランドやアイルランドからの移民の方がそこで撮れる穀物を元に作っています。

分類を整理した上で、名前の意味を説明されると、理解されやすいですね。
今度、お店でウィスキーのメニューを見た時は、意味を考えながら頼んでみてはいかがでしょうか。
(岡本)

アーカイブス

同じカテゴリー

|
facebook twitter hatebu line