2017年7月13日(木)

生まれ変わる御園座!『ワンピース』の巨乳キャラは一体どうなる?

つボイノリオの聞けば聞くほど / カルチャー

音楽や芸能関係のネタを紹介するコーナー「トーマスの箱」。毎回、その話題に関する曲が冒頭でかかります。
7/11の放送で流れてきたのは、舟木一夫の「高校三年生」です。

なぜこの曲が使われたのか?
それは後述するとして、まずはメインパーソナリティー・つボイノリオが、曲に対する個人的な思い入れを語ります。

つボイと舟木の共通点

小学校、中学校、高校と、それぞれの同窓会に顔を出しているというつボイ。その際、必ずみんなカラオケに行って歌うのがこの『高校三年生』だとか。

舟木一夫はつボイと同じ愛知県一宮市出身。つボイが中学生の頃、「同郷の舟木一夫って歌手がデビューしたらしいぞ」と地元で話題になったのだそうです。
そういう背景もあり、旧友と学生時代を懐かしみながら、肩を組んでこの曲を歌うというのが、つボイの同窓会のパターンとなっているのでした。

では本題に入ります。舟木一夫の曲が流れた理由。それは、このニュースがあったからです。

生まれ変わる御園座

来年2018年4月に新装オープンする、名古屋市中区の劇場「御園座(みそのざ)」。その開場後の公演ラインナップが発表されました。

現在は建て替え中の御園座ですが、その前は歌舞伎が主体の劇場でした。新劇場では、歌舞伎の中の新しいジャンルや、歌舞伎以外のオペラやミュージカルなど、バラエティに富んだ作品を上演していくということです。

つボイと、アシスタントの小高直子アナウンサーは、その上演予定を見ながら話を進めていきます。

まず、こけら落としは、松本白鸚(はくおう)と松本幸四郎による親子襲名披露公演。
現在の松本幸四郎改め「二代目松本白鸚」、市川染五郎改め「十代目松本幸四郎」となります。

その後、5月には市川猿之助主演・演出のスーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)がスタート。
スーパー歌舞伎とは、1986年に三代目市川猿之助が始めた、古典芸能の枠を超えた演出による現代風歌舞伎のことです。
そのスピリットを受け継ぎ、2014年から四代目市川猿之助が作り出したものが、スーパー歌舞伎Ⅱ。

名古屋では、スーパー歌舞伎といえば、御園座と並んで名古屋を代表する劇場「中日劇場」で行われるイメージがあります。
しかしその中日劇場は、本体の中日ビル建て替えのため、2018年3月に営業終了となってしまいます。
今後は、スーパー歌舞伎・スーパー歌舞伎Ⅱの舞台は、御園座に引き継がれていくのでしょう。

名古屋飛ばしをぶっ飛ばせ

続く6月には、『滝沢歌舞伎2018』の公演が控えます。タッキーこと滝沢秀明の主演・演出による舞台です。
元々は2006年から始まった『滝沢演舞城』という時代劇ミュージカルで、2010年から歌舞伎の要素を多く取り入れたものにリニューアルされ、今やタッキーのライフワークとなっています。
東京、博多、シンガポールに続いて名古屋が4都市目の公演。大都市で名古屋だけライブが行なわれない“名古屋飛ばし”が多い中、これは名誉あることですよ。

そして7月は『舟木一夫特別公演』。曲がかかった理由はこれでした。

8月は志村けんの座長公演『志村魂(しむらこん)』。こちらも2006年からほぼ毎年、中日劇場で上演されているコントと芝居のステージです。
同月には御園座初のミュージカル『モーツァルト!』も上演されるなど、名古屋の劇場文化の中心地となる意気込みが感じられます。

猿之助はモンキー・D・ルフィ

最後に、市川猿之助のスーパー歌舞伎Ⅱの演目が、超大人気マンガ『ワンピース』だということに小高アナが言及します。

「あ!これ観たかった」と、つボイが食いつきます。これも2015年に東京で初演されたのを皮切りに、大阪、博多に続き、名古屋は初上演。
『ワンピース』の主人公・ルフィは、「ゴムゴムの実」を食べたせいで、体がゴムのようにビヨーンと伸びるゴム人間となりました。
その腕を何メートルも伸ばす演出を、つボイはテレビで見ており、「こんな風に伸ばすんやー」と感心したそうです。
その方法は、何人もの黒子が自分の腕をつなぎ、伸びているように見せるというもの。スーパー歌舞伎ならではの斬新な演出ですね。

「チョッパーは出てくるの?」と疑問を口にする小高アナ。人の言葉を話すトナカイで、女性に人気のキャラです。放送上ではわからないままでしたが、以前の公演について調べてみると、もちろん出ていました。お人形・役者・子役と、いろんな形態で登場するようですよ。

男子禁制の国でも女人禁制?

しかしつボイはこう言い放ちます。
「チョッパーよりも、女性陣のキャラクターのほうが気になる」

『ワンピース』の作者・尾田栄一郎氏は、自他共に認める巨乳好きらしく、女性キャラもグラマーな体型が多いんです。
あまりに巨乳キャラを描きすぎて、女性読者からよく批判の手紙をもらうとも語っているほど。

しかも、このスーパー歌舞伎Ⅱ版は、単行本51~60巻辺りの内容が舞台の「頂上戦争編」がモチーフ。
女性だらけで男子禁制の国「アマゾン・リリー」も登場します。

それらを踏まえつつ「やっぱ歌舞伎ですから、全員男だけでやるんですか?」と心配するつボイ。

「最近、いろんな歌舞伎の人も女優さんとやったりするんで、『ワンピース』だけでもそうしてほしいですけどね」と切望します。

確かに、市川海老蔵が「六本木歌舞伎」という舞台で、女人禁制にも関わらず寺島しのぶと共演するなど、新しい歌舞伎のスタイルは広がっています。

ただ残念(?)なことに、スーパー歌舞伎Ⅱの役者は全員男性。女性キャラは女形(おやま)がきちんと務めているのです。
特に、ルフィ役の市川猿之助は、美しき女帝・ハンコック役も兼ねており、お互いが相まみえるアマゾン・リリーでは、早替わりもこなしていました。

さすがのつボイも、ゴムゴムの実で鼻の下を伸ばすわけにはいかなかったようです。
(岡戸孝宏)

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