2017年6月21日(水)

タコと海女、エイと猟師…葛飾北斎が描いた春画の意図を考えてみる

北野誠のズバリ / カルチャー

大きな富士山や波の絵で有名な『富嶽三十六景』を描いた葛飾北斎が、春画を数多く描いていたことはご存知でしょうか?

ロンドンの大英博物館では、5月25日から『北斎:大波の彼方へ(Hokusai: beyond the Great Wave)』が開催されたり、3年前には人気があるのですが、どのような絵を描いていたのでしょうか。

モネやピカソにも影響を与えた北斎

北斎は90歳まで長生きし、『富嶽三十六景』を完成させたのは、なんと70歳を超えてからです。

モネやピカソにも影響を与えたと言われており、1998年にはアメリカの雑誌『LIFE』で、「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」に日本人で唯一、葛飾北斎が選ばれています。

この10月には、北斎と影響を受けた西洋の作品が並べて展示されるという『北斎とジャポニスム』展が、東京の国立西洋美術館で開催されます。

変な構図の春画を書く理由

春画は江戸末期から明治初期にかけて、海外へかなり流出しました。
日本人にとっては人に見せるものではない絵として、なるべく外に出さないようにしていたとは思いますが、外国人にとっては描かれている内容が衝撃で、非常に珍しかったのでしょう。

……と、ここまで書くと北斎の春画は高尚なものに聞こえてしまうかもしれませんが、その内容はタコと海女を取り合わせたものなど、今から見ればとんでもない構図の絵です。

ITジャーナリストの井上トシユキは、このように推測します。

「北斎に限らず、幕府が下ネタを厳しく検閲していて、春画が見つかったとしても、『たまたま捕まえてきたタコに逆襲している絵です』と言い訳するためではないか。北斎は波を正確に捉える目を持つ一方で、下ネタ好きだったのではないか」

2015年に細川護熙元首相が開催した『春画展』を観に行った井上によれば、客層はお年寄りか若い女性に二分されていたそうです。もちろんR-18指定です。

今回の井上は、春画ジャーナリストとして博識をチラ見せしています。

ディズニー映画も影響を受けた!?

月曜アシスタントの松岡亜矢子(新婚)も、春画の怖いとも思える取り合わせに引いていましたが、北野も同じく「エイと漁師の絵を見ても、気持ちの良いものではないしなぁ」と感想を漏らしました。

すかさず井上が「あまりエイものでない」といつものダジャレが飛び出しましたが、「そこは許してあげよう」と珍しくお許しを得ました。春画ジャーナリストですから、なにしろ。

さらに「この春画を元にした映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』も、こんなもんや」と言い切る北野。
確かに巨大タコと格闘するシーンはありますが……。
その後は井上とヒートアップ。「パイレーツ」や、主人公の役名「キャプテン・スワロウ」などを使った言葉遊びが過ぎて、ヒドい展開になってしまいました。

春画も描く一方で富士山などのダイナミックな絵を描いて評価を得た北斎、下ネタ全開の一方でお金に関する相談コーナーなどもある『北野誠のズバリ』。
その点では北斎とズバリの根底は同じかもしれません。

最後に北野は「葛飾北斎はディズニーにも影響を与えたことを言いたくて、この話題を取り上げた」とムリヤリまとめて終わりました。
(岡本)

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