2017年6月7日(水)

セイウチってどんな生き物?見かけによらず器用な芸も⁉︎

多田しげおの気分爽快!! / カルチャー

6/5の「情報サプリメント」では、「セイウチ」について取り上げました。

愛知県知多郡美浜町の南知多ビーチランドでは、オスのセイウチ「キック」が、5月27日に20歳の誕生日を迎え、国内繁殖での最年長記録を更新しています。
20歳の誕生日を祝って、日頃は見せない様々な芸も披露したとのこと。

トドやアシカ、アザラシ…似たような海の生き物はいますが、「セイウチ」とはどんな生き物なのでしょうか。
今回は、南知ビーチランド 飼育員の伊藤麻子(いとうあさこ)さんに伺いました。

特徴その1 セイウチの大きさ

なんと言ってもまず目に付くのがあの巨体ですが、一体、どのくらいの大きさなのでしょうか?

「オスの場合、体長は3.6m、体重は1,900kg。メスの場合は3m、1,200kgまで達します。皮膚の色は茶色で分厚く、オス同士の闘争で牙が当たっても貫通しません」

数字で聞くと改めてその大きさ、そして皮膚の丈夫さに驚きです。
そのセイウチ、北極海周辺の流氷が漂うような海に生息していますが、その大きな身体と分厚い皮膚は、そうした寒冷地帯で体温の低下を防ぐ役割を担っています。

特徴その2 牙とひげ

さらにセイウチの外見的特徴は何といっても長い牙。どのくらいの長さがあって、何のためのものなのでしょうか?

「オスの場合、牙は最大1m。氷の岩を登ったり、穴を開けたりするのに使います。また、闘争の時にも使用し、地位をアピールするためのものでもあります」

ピッケルみたいな役割ですよね、とアシスタントの桐生順子。確かにこの牙なしでは、寒冷地帯で生きられそうにありません。

そして、口の周りにあるモシャモシャとしたひげも牙に並ぶ特徴です。あのひげは何本くらいあるのでしょうか。

「本数で言えば500~600本くらい生えています。すごく硬く、長さは1番長いもので30cmほどあると思います」

そのひげにはどのような役割があるのでしょうか。
「ひげはエサを探すためのセンサーとして使われていて『感覚毛』と呼ばれます。自然界では、砂に隠れているエサを探し当てて食べています」

セイウチにとって、牙とひげは生活に欠かせない道具として使われているわけです。

特徴その3 頭がいい

南知多ビーチランドでは、そんなセイウチがいろんな芸を披露しているそうですが、そもそもセイウチは賢いのでしょうか?

「賢いですね。口が柔らかく、丸くすることができるので、口笛が吹けたり、口から水鉄砲が撃てたりなど、芸の種目数は結構あります。またセイウチはいろいろな音を聴き分けられるので、声のサインを導入しています。今は30種類くらい聞き分けることができて、この数も増やしていきたいです」

伊藤さんはセイウチの飼育を担当して6年になるそうですが、最後にセイウチの魅力をこう語ります。

「セイウチはかわいいですね。動いているところを1回見れば虜になること間違いありません!」

南知多ビーチランドには、このオスのキックのほかに、メスのサクラがいて将来の繁殖が期待されています。
(ふで)

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