2017年5月26日(金)

リアス「式」はもう古い!に多田しげおのボヤキが止まらない

多田しげおの気分爽快!! / カルチャー

平日、名古屋市内の中学校でも働いているという水曜アシスタントの小倉理恵。
中学2年生の社会の地理の授業のサポートに入っていてビックリしたことがあるそう。
さて、それは一体どんなことなのでしょう。

リアス式海岸、今は昔

小倉から唐突に問題です。

「東北地方や伊勢志摩あたりの海岸線のギザギザになったところは何と言いますか?」

「ほぉー、リアス式海岸」と多田しげお。
「ですよね!」と言いながらも「半分正解、ピポっ!」と小倉。
「えっ?違うの?」と訝し気な多田に対し「違わないんですけど」と意味ありげに引っ張ります。

なんと今、教科書では「式」が入らず「リアス海岸」と習うんだそう。

厩戸王子?聖徳太子?どっち?

これを聞いた多田。
「社会科の教科書と言うのは、我々が子供の頃とはどんどん変わっていっているのはまあ、当たり前で」と語り、
「聖徳太子なのか厩戸皇子なのか、これも行ったり来たりしていてどっちやねん」「いい国作ろう鎌倉幕府、が1192年とは違うらしい」と、具体例をあげて重ねます。

結局、紆余曲折を経て厩戸の王子は元通り「聖徳太子」に落ち着いたものの、鎌倉幕府のゴロ合わせは「いい箱(1185年)作ろう鎌倉幕府」というなんともピンと来ないものに変わってしまっていました。

他にも、大化の改新の年号が645年から「646年」に変わったり、昔は足利尊氏であると習ったはずの肖像画が「騎馬武者像」になったり、「鎖国」という言葉がなくなったりなど、我々が知らない内にいつの間にか変更になってしまっていることが社会科にはいろいろあるのです。

「式」は必要ありません

リアス海岸の話に戻ります。
小倉によると、教科書によって表記が変更された時期には違いがあるけれども、約10年ほど前から変わっているとのこと。
「リアス」はスペイン語で「入り江」を表す「リア」の複数形。
リアスで地形そのものを表しているので、「式」を入れる必要がないという解釈に変わってきたんだそう。

「カルデラ湖」を例に挙げます。
カルデラ湖とは、火山が噴火した後にできたくぼ地に水が溜まって湖になったもの。
「カルデラ」も同じくスペイン語で「くぼ地」ですが、これは「カルデラ式湖」とは言いません。

変えんといてほしいなぁ

「最初は、誰がどういうつもりで『式』を入れたんだろうねぇ。いっぺんそれで覚えたんだから、変えんといてほしいなぁ」と、ぼやく多田。
確かにこれは、みな感じることでありましょう。

さらにもう一つ変えた理由がある、と小倉。
「リアス」という地名があって、それに似ているから変えたんじゃないか、もしくは「リアス」という人が発見して、リアス「式」となったのではないかという誤解が生まれやすいということがあるそう。

「僕なんか、そんな難しいこと何も考えなかった。単純に『リアス式』と覚えたけれども、そういう風に思う人もいるのね」と、多田は合点がいった様子。
「私そう思ってました!リアスという地名があって、そこに似ているからリアス『風』海岸という意味の『式』が使われているのかなと」と、自分がまさにその人であると語る小倉。

嘆く多田、フォローする小倉

高床式倉庫、竪穴式住居も今はすべて「式」が抜けて、高床倉庫、竪穴住居と呼ばれているそう。
「言わればそうだし、思い出せば昔は式を付けていたなぁ」と、懐古する多田。
「~のようなという意味の『式』は、結局いらないんじゃないのと」と、まとめに入ろうとする小倉。

多田は「理由を聞けばなるほどですけど」と前置きをしてから、「これで一番感じるのは、俺も昔の人間なんだなー。年を取ったんだわな。そういうことを老人に思わせる変え方はイカンこれは!」と、現代の流れにモノ申します。

小倉は慌てて「ちなみに今、テストでリアス『式』海岸と書いても〇ですから大丈夫です!」と慰めにならない慰めをして、なんとか多田に気を取り直してもらおうと試みます。
それでも「なんかでも淋しいな、おまけしてもらってる気分で」と、今度はしゅんとしてしまう多田。

「式がないのが『今式』だそうです」と、うまくまとめてやり過ごす小倉でした。
(minto)

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