2017年11月14日(火)

美しすぎる日本画家、高木優子。小堀勝啓をお父ちゃんと呼ぶ

小堀勝啓の新栄トークジャンボリー / カルチャー

11月12日の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』は、美しすぎる日本画家、名古屋在住の高木優子さんが出演しました。

高木さんが描くのは、日本画の技法で描く抽象画です。これから開かれる三つの展覧会の話と、絵の発想についての話まで盛りだくさんです。

お父ちゃん、ただいま。

小堀「ゲストは名古屋在住、美しすぎる日本画家、高木優子さんです」
高木さん「どうも、お久しぶりです」
小堀「美しすぎるという言い方を、もう否定しなくなってます」
高木さん「はい。もう受け入れました」

こんな風に始まった高木優子さんと小堀勝啓の会話。この番組への出演も、すでに5回です。

「回数を重ねて、ホームみたいな感じになってます。お父ちゃん、ただいま。帰って来たよ」と高木さん。
「こんな美しい娘を持って…」と小堀も感無量です。

女性画家の姿展

今回、矢継ぎ早に3つ、高木さんが出品する展覧会があります。
一番近いのが、11月14日(火)から25日(土)まで名古屋の日動画廊で開かれる、第14回『女性画家の姿展』です。

「これは女性作家さんだけのグループ展です。日本画作家さんが少なくて、ほとんど洋画の先生です。皆さん、年齢が上の方が多くて、私が一番若輩者です。
皆さん、凄いオーラがあって、パワーがある女性たちばっかりなので圧倒されますし、人格的にも絵的にも本当にパワーがある作品ばかりです。男性が描くのとは違う、柔らかさがあります」

IT girl

高木さんが、この展覧会に出品するのは『IT girl』という作品です。

「時代のアイコンになるような女性のことを”IT girl”って言うんですけど、その展覧会に出される女性たちも、皆さん本当にIT girl的な方々ばっかりなんです。
個性もあって人気のある作家さんばっかりなので、女性画家の展覧会に出すのに、ちょうどいい感じの作品かなと思います」

小堀は作品を見ながら「女の人が、ちょっと黒っぽい赤をバックにしながら、光が射してるような華やかな笑顔です。良いモノを見ると自分が華やかになるみたいなのがありますからね」と印象を語ります。
高木さんはそれを受けて「パワーをもらって元気になってくれたらいいなと思いますね」と語ります。

スパイシーな日々って?

そして高木さんの個展『スパイシーな日々。』は、11月17日(金)から11月28日(火)まで東京・銀座の万画廊で開かれます。

高木さんは”スパイシーな日々”を送っているのでしょうか?

「全然、刺激的な生活は送ってないんです。
私はいつもアトリエにこもって悶々と描いてる生活です。人によっては、いつも家族のためにご飯を作る日々とか、毎日、満員電車に乗って会社に行く日々とか。生活の中の繰り返しってありますよね。
でも、毎日毎日暮らしていく中で、ほっと感じることってあるじゃないですか。そこから発展すること、学ぶことってあるので、それが”スパイシー”かなと思います」

お風呂で浮かぶ

作品の発想について高木さんが語ります。

「私、お風呂に入ってる時にネタが降りて来たり、普通に生活している時に何か浮かんだりすることがあるんです。一人でじっとしてるだけで喜怒哀楽がすごい起きたりとか」

「頭の中でできたことが作品になるわけですね。これもそうですか?すごいコペルニクス的展開の宇宙のような『ディスカバリー』。発見、という絵ですが」と小堀が質問。

「これも、淡々とした毎日の中でも、気づくことがある。次の自分の人生に向けて、何かヒントを発見するとか、一緒に暮らしてる人だと、その人の何か新しい部分を発見するとか、そういう意味でのディスカバリーです。

いろんな天体があり、昔の双眼鏡みたいなのがあり、モダンだけどクラシックな香りのする作品です。

宇宙空間のような無限の可能性みたいな、そういうのも入れ込みたくて。あんまり意識しなくても宇宙空間っぽい絵になっちゃいますね。浮遊感のある絵が多いかもしれないです」

高木さんはもりもり

高木さんの絵は、日本画ですが、見た人は日本画と気づかないそうです。
「厚塗り」という顔料を重ねる技法を使っています。

「かなり絵の具をもりもりしちゃうタイプなんです。日本画っていろんな絵肌があるので、水墨画のような、さらっとした絵を描かれる方もいますし、私よりも超厚塗りしてる人とかもいますし、もっと、もりもりしてますね」

素材は基本的には”岩絵具”(孔雀石やラピスラズリなどの鉱石を砕いて作った日本画材料用の顔料)ですか?

「基本的には岩絵具ですけど、盛り上げとか下地に違う画材を使ってる方もいらっしゃると思いますね」

油絵とは全然違う描き方なので、時間がかかるという高木さん、時にはこんなことも。

「下図だけ描いてて、最終的な完成度でイメージは湧くんですけど、カレンダーの納品日を見て、逆算して描くじゃないですか。間に合うかなと思う時もありますね」

朝見るとやっぱり恥ずかしい

画家にもネタ帳みたいなものがあり、気づいたことを走り書きのように描いておくそうです。

「不思議と夜、舞い降りてくるんですよね。夜にお手紙を書くとすごく感情的な手紙になるって言うじゃないですか。そういうの、ありますね。
キターッみたいに描いて、朝見ると超恥ずかしくて、これボツみたいな。そういうのを、消していって消していって、残るのってあるんですよ。そういうのをパーツ的に集めていって、一つの形になるみたいな作り方をしてますね」

お手洗いにもどうぞ

もう一つの展覧会が『CBCクラブ美術工芸展』。
11月24日(金)から26日(日)、松坂屋名古屋店本館8階美術品売り場で開催されます。こちらはチャリティーになっています。高木さんの作品は?

「日本画じゃなくて、小さめの、ちょっとライトな感覚のアクリル画を出させてもらってます。日本画でもなんでも。お手洗いとか、あんまり湿気の多いお風呂場とかは無理ですけど、なんか落ち着くところに飾っていただきたいかな」

「別に、床の間がなくてもいいんですよね?」と言う小堀に、「全然、なくていいです」と高木さんです。

高木優子の絵

「感じとしては、僕らの世代で言うと横尾忠則さんの感じみたいな、ものすごいインパクトある絵です」

高木さんの絵について、こう言う小堀。

「全然、横尾先生に比べたら、まだまだ地味です。でも個性は出したいです。自分らしさっていうのは無理やり出すもんじゃないと思うんですけど、この子(絵)たちは命がけで産んでる感じはあるので、自分の色は色はしっかり出したいですね。
誰が描いた絵なんだろうって思われるのは、やっぱ嫌ですもんね。絵を見ただけで、高木優子と感じてもらえれるように頑張りたいです」

こう力強く語る高木さん。

最後もやっぱり小堀をこう呼ぶ

「作品を見ていただいた本人が、自分というのは、どいういう人生なのかな?みたいな、そういうのを感じてもらえるきっかけになってくれればいいですね」

ぜひ展覧会に足を運んでみてください。日頃思っている自分と違う自分に出会うことができるかもかもしれません。最後はこんなやり取りで、

高木さん「ありがとうございました。お父ちゃん」
小堀「良い娘だ」

ほのぼのとした、おしまいです。

高木さんは静岡県出身。静岡県は美しすぎる日本画家の産地なんでしょうか。松井冬子さんといい、高木優子さんといいお美しい限りです。もちろん絵も美しいです。
(尾関)

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