2017年4月8日(土)

あの「ムーン・リバー」はホントにあるの?

きく!ラジオ / カルチャー

「魅惑のスクリーンミュージック」は重盛啓之アナの選曲でお送りします。今日は、1961年公開の映画『ティファニーで朝食を』の主題歌、ヘンリーマンシーニ・オーケストラで「ムーン・リバー」。このコーナーのジングルにもなっている曲です。
(ゆったりとした曲調で、お昼過ぎで、聞いていて夢の世界にいきかけた方もいるのではないでしょうか)

『ティファニーで朝食を』と言えば

ヘンリー・マンシーニは映画音楽の巨匠。1曲だけ好きな曲をあげてと言われたら、この曲をあげる方は多いでしょう。
「ムーン・リバー」は、彼が作詞家ジョニー・マーサーと組んで作った、オードリー・ヘプバーン主演の映画『ティファニーで朝食を』の主題歌です。アメリカのビルボードで1961年の暮れに11位にランクされました。そしてアカデミー賞、グラミー賞の両賞を受賞しています。

オードリーが歌うシーンがステキ!

「映画『ティファニーで朝食を』、すてきなすてきなラブストーリーですよね」と重盛アナ。
オードリー・ヘプバーンがホリーという女性を演じています。映画は同じアパートに引っ越してきた小説家志望のポールと恋に落ちるという、素敵なコメディタッチのラブストーリーです。

この曲は、実際に映画の中でも歌われています。ホリーが自宅のアパートの窓辺に座って、部屋着に素足で、頭にはタオルを巻いて、アコースティックギターを弾きながら。出会ってまだ間もないポールは、自分の部屋の窓から彼女をながめて、聞き入ってしまう。そして歌い終えたホリーがポールに気づいて、にっこり微笑みます。
「ヘプバーン、かわいいですねぇ!きれいですねぇ」と重盛アナは、感極まった様子。

オードリーが激怒した理由

作詞のジョニー・マーサーも作曲のヘンリー・マンシーニも、「ムーン・リバーは後にたくさんの人に歌われたが、オードリーが劇中で歌ったのが最高だ!」と語っているそうです。
オードリー・ヘプバーン自身もたいそう気に入っていたよう。

ところが、この歌のシーンをカットしてはどうか、という話が映画会社の上層部から出ました。それを聞いたヘプバーンは憮然として試写室から出て行ったという話。
オードリー・ヘプバーンが我を忘れて怒ったのは、後にも先にもこのときだけだったという逸話が残っています。

ムーン・リバーは実在する⁈

ところで、ムーン・リバーという川は、実在するのでしょうか。
作詞者のジョニー・マーサーの故郷はアメリカの南部ジョージア州サヴァナ。自宅の裏にバック・リバーという川がありました。その揺れる水面に月光が映る様子と映画のオードリー・ヘプバーンをイメージして作ったということです。この話以来、その川は「ムーン・リバー」とも呼ばれているそう。
「写真を見るとけっこう広い川ですが、一度見ていたいなと思いますね」と重盛アナは結びました。

そして、番組の最後にはサイモン&ガーファンクルの「ミセス・ロビンソン」がかかりました。これは映画『卒業』(1967年)で使われた曲ですね。どちらの曲もなつかしく、目をつぶれば映画のシーンが浮かぶようです。
(みず)

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