2017年4月5日(水)

「じゃあ昆虫を食べよう」という時代がやってくる⁈

多田しげおの気分爽快!! / カルチャー

以前から「昆虫には栄養が豊富だ」「昆虫を食糧源にしてみよう」と言われています。
でも「昆虫を食べよう」と言われたら、あなたはどう思いますか?

実は昆虫は良いタンパク源で、将来、食糧危機を救うというから驚きです。

昆虫の食糧化は地球レベルの課題

国連では、2050年に地球の人口が90億人を超え、食糧危機になるかもしれないと想定しています。
それで「じゃあ昆虫を食べよう」ということで、地球レベルで食糧源として注目されるようになっているのです。

ただ今のところ私たちの感覚としては、昆虫を見て「これ美味そうだな」とか「どの昆虫が好き?」とまではいかないですよね。
しかし一歩一歩着実に、栄養源としての昆虫の研究が進んできているんです。この話題について、愛媛大学農学部の教授、三浦猛先生にお話を伺いました。

昆虫には栄養がいっぱい?

まず昆虫には本当に栄養があるんでしょうか?三浦先生に尋ねました。

「動物性タンパク源ですので、魚とか肉とそんなに大きな違いがあるわけではないです。 魚との比較ではもうほとんど変わらないです。昆虫だけ食べていればタンパク源としては大丈夫ということです」

少なくとも、栄養源としては申し分ないようです。
三浦先生がいる愛媛県は魚の養殖産業が盛んなところで、まずは養殖魚の餌として昆虫を使おうとしているそうです。

家バエ、アブ、ミールワームが三大食料

先生は具体的にはどんな昆虫に注目しているのでしょう?

「いま飼料用の昆虫として考えているのが3種類あって、ひとつは家バエ。もうひとつはアメリカミズアブというハエの仲間。もうひとつが甲虫の幼虫ですがミールワームです。 カブトムシの仲間の幼虫です。この三種類が最も適していると我々は考えて開発しています」

「昆虫の中でも適しているのはハエ…」と、聞き手の多田しげおも思わず引いてしまいます。

「栄養源として確保するにはその昆虫を増やさないといけない。ハエはたとえば残飯などを利用していくらでも増えるという利点もあって、こういった昆虫が有望だということです。幼虫、あるいはサナギがいいです。成虫は体重が軽くなってあまりいいタンパク源にはならないです」

三浦先生はあくまでもクールです。

岐阜県の一部地方には、クロスズメバチなどの幼虫を栄養源として食べる文化が残っています。これはその地方の先人たちの経験的な知恵で、これは栄養たっぷりだから当然食べるべき、というわけです。

まずは粉からはじめよう!

三浦先生の話に戻りましょう。まずは養殖魚の餌として使うそうですが、具体的にどういう風にして餌にするのでしょうか。

「過熱して殺菌して、そのあと乾燥させて粉にして、それをほかの副原料と混ぜ合わせて、与えるというのが現段階です」

「粉になっていれば、まぁ食べやすいか」と、ほっとしたスタジオの雰囲気。
「最終目標はヒトの栄養源。昆虫は有望でしょうか」と多田が鋭く切り込む。

「有望ですね。人間に対しても使われていくのではと思われます。まだまだだいぶ先になると思いますが」

先にはなるけど、非常に有望で、昆虫食べて栄養を取ろうという時代がやがて来る…と多田。まだ納得したくない、いや、食べたくない気持ちが伝わってくるようです。

その日が来る前に慣れよう!

「先生の話では、食料は足りなくなるのだからそういうものを食料にしていかないといけない。ただかなり先かなということです。かなり先と聞いてひと安心も。それまでには気分的に慣れておこう」と、自分に言い聞かせるようにまとめる多田しげおでした。

この新しい食べ物(?)たちの映像や画像を検索してみましたが、みなさん、決してマネしないでくださいね。
私はなかなか「慣れない」と思います。
(みず)

アーカイブス

同じカテゴリー

|
facebook twitter hatebu line