2017年9月3日(日)

岐阜大学4年の学生落語王者に会ってきた

レポートドライバー / Chubuネタ

8月19、20日の2日間、全国の学生が話芸を競う「第8回てんしき杯学生落語王者決定戦」が岐阜県岐阜市で開催されました。
この決定戦を制したのが、岐阜大学応用生物科学部4年の古澤長流(ふるさわ・たける)さん。

CBCラジオのレポートドライバー小林美鈴が古澤さんに会ってきました。

てんしき杯とは?

てんしき杯は「落語の甲子園」と言われている学生のための夏の全国落語大会で、初日に予選、二日目に決勝戦が行われます。

予選はブロックごとに審査員が点数で選手の評価をつけ、各ブロックの1位と2位以降からの点数が高い2名の計8人が決勝に上がれます。

そして、決勝はなんとトーナメント戦。
どちらがより面白い落語か、というガチンコ対決が人気のこの大会。今年は定員122人がエントリーし、キャンセル待ちの学生もいたほどでした!
そのチャンピオンが古澤さんなのです。

ちなみに古澤さんの高座名は”ながら家千兵衛(ながらやせんべえ)”
煎餅、絶対好きやん…

古澤さん「いや、名前を決める時に、たまたま煎餅持っていただけで…」

落語はいつから?練習は?

大学1年生の時に落語研究会の新入生歓迎寄席を観て「楽しそうだな」と感じ、研究会に入ったという古澤さん。
周りにも落語を大学から始めた、という方が多いみたいですよ。

落語研究会では週1回集まり、ミーティングや自主練習、持ちネタの発表、評価をし合ったりするそうです。

台詞の覚え方は、自分で観て聴いて覚えるとのこと。
自主練習の仕方は、原付を運転しながら通学中にぶつぶつ言うこと!
そして信号待ちで注目を浴びる!これ、「落研あるある」なんだそうです。

落語の魅力って?

今回の中継の中で、「落語って何が魅力?」という質問に対し、一番テンション高く答えてくださってます。

古澤さん曰く「落語には無限の表現力がある」

一人の人間が身振り手振りのみで表現するので、その仕方も十人十色。
観ている人が”想像”しながら楽しむという面も魅力的。

古澤さんは、観る側も演じる側もお好きだそうです。

てんしき杯、勝利の理由は?

今年の「てんしき杯」の予選は、40点満点中31点でしたが、去年の予選ではなんと0点!
この1年で古澤さんに、いったい何が…?

「僕は喋りの技術力がないんです」

このように謙虚に語った古澤さん。
ご本人曰く、審査員の方々は、古澤さんの”斬新なアレンジ力”を評価したようです。

古澤さんはベースの台本にアレンジを加えた作品を大会で披露しました。
有名なアイドルソングのメロディーにのせて台詞を言ったりなど、古澤さんの個性が溢れた作品たちです。

それらのアレンジが好評で「どこから何がくるかわからない面白さ」「笑いのパンチが次々やってくる」「アレンジ作家としての活躍をぜひ見てみたい」と絶賛されたそうです。

つまり、古澤さんの武器は誰にもない発想力だったのです。

実際に聞いてみた

中継でも「死神」という作品の触りをやっていただきました。

落語は基本、自己紹介を兼ねた「マクラ」というフリートークをした後に、ではでは、と本編を演じ始める、という流れになるんですが、それを「もったいない!」と思った古澤さんが行ったのは、フリートークも本編の一部にしてしまう!という技です。

中継中のたった45秒で見事に演じてくださいました。

将来は、落語との付き合いは「趣味で観に行ったりするくらいかなあ~」とおっしゃっていた古澤さん。

私は古澤さんが持つ発想力を活かして、「新しい落語」の先駆者になっていってほしいなあ。
と、期待で心躍る中継となりました。
(小林美鈴)

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