2017年8月8日(火)

外国人による外国人のための中部エリア観光案内サイト始まる

CBCラジオインフォメーション / Chubuネタ

中京エリアを代表するエコノミスト・内田俊宏による『中日信用金庫プレゼンツ であい ふれあい 探検隊!!』。

8/5放送回のテーマは「昇竜道に強い味方が出現!外国人編集者による外国人観光客に向けた観光ポータルサイト、その名もCentrip Japan」

「昇竜道」とは、能登半島を龍の頭に見立てた中京エリアと北陸エリアを結ぶ広域観光周遊ルートで、そのルートを外国語で紹介するWebサイトが出来た、という話題です。

外国人が外国人目線で作る観光サイト

これまでも日本語案内を翻訳した観光サイトはありましたが、この”Centrip Japan”が特徴的なのは、中部在住のエリア外国人がライターとなって、あくまで訪日外国人向けに、外国人ならではの目線で情報を発信しているところ。

この”Centrip Japan”、JTB、CBC、アクアリングの3社で立ち上げられました。
今回は株式会社アクアリング・代表取締役の吉田英生さんに話を伺いました。

エリアに特化したインバウンド情報

2014年に中部国際空港セントレアの多言語サイト制作を依頼された吉田さん、ノウハウがなかったので調べたところ、ほとんどが日本語を翻訳したものばかりだったそう。

ちょうど中国人富裕層による家電製品の「爆買い」が始まった頃ですが、韓国人や他の地域の外国人は物販よりも別の情報を欲しがっていたということから、各国ごとに掘り下げた情報を送り出す方が喜ばれるのでは、と考えたことが”Centrip Japan”構想の発端だそうです。

この「Centrip Japan」、対応言語は英語、中国語(簡体字・繁体字)、タイ語の4言語。
スタート時には名古屋を中心とした中京エリアの情報を中心に発信し、順次対象を中部全エリアに拡大する予定だそうです。

インバウンド=爆買いではない

まず、とにかく外国人目線でなければならないと考えた吉田さん。
名古屋に住む日本人の発信する情報は、これから名古屋を訪れようとしている人にとって、必ずしも有益とは言えず、押し付けになってしまうこともあり得るのです。

一例として、名古屋城の自撮りポイントの情報。
私たちにとって名古屋城で自撮りすることはあまりないのですが、一部の外国人にとっては、名古屋城においてフォトジェニックな、インスタ映えする場所こそ重要な情報となるのです。

そこで吉田さんは、まず提携している名古屋大学の留学生たちに、実際に名古屋に住んでみた印象などを尋ね、意見を取り入れることから始めたそうです。

そんな中で、ここ2、3年の爆買いに代表されるインバウンド施策から、体験型の観光案内へと視野を広げています。

“Centrip Japan”が目指すもの

2020年の東京オリンピックに代表されるように、諸外国への観光誘致が活発化しそうな中、”Centrip Japan”は何を目指していくのでしょう。

過去に夏季オリンピックが行われた国では、その後観光客が増えているというデータがあるそうです。吉田さんは2020年の東京五輪をピークではなく、契機にしたいと考えています。

そこでまず”Centrip Japan”の対応言語を増やすこと、そしてターゲットをファミリー層から学生層やシニア層にも広げていくこと、この2点を考えているようです。

本当に観光客が求めている情報を、多くの外国人にキャッチしてもらい、実際に足を運び体験してもらう。
そんな新たな観光ポータルのスタンダードとして、”Centrip Japan”が活用され、この中部エリアの観光地が盛り上がっていくことに期待しましょう。
(編集部)

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