2017年5月30日(火)

マンホールにハマる…いやフタにハマる「蓋女」が急増している件

レポートドライバー / Chubuネタ

「蓋女(ふたじょ)」という言葉をご存知ですか?
道路にあるマンホールの蓋に魅せられて各地のマンホールを探し歩く女性のことを「蓋女」と言うそうです。

そんなブームを巻き起こしているマンホールの蓋について、三重県桑名市の桑原鋳工株式会社へ、CBCレポートドライバー清水藍がお邪魔しました。
お話を伺ったのは桑原鋳工株式会社の山川華代さんです。

いま、何気に蓋が熱い

マンホールと言えばかつては素っ気ないデザインでしたが、最近は自治体ごとに様々なデザインが登場しています。
例えば自治体の歴史的シンボルや名物PRを織り込むなど、工夫に満ちたマンホールが増えており、その数は1,200種類を超えるとも言われています。
デザインを公募する市町村もあるほど、自治体がPRメディアのひとつとしてマンホールの蓋に力を入れ始めたのです。

マンホールの蓋にバリエーションが増えてくると、発注元の自治体やメーカー側が予期していないことが起こりました。
凝った蓋や変わったデザインの蓋を見つけて写真を撮り、SNSにアップする女性が増加したのです。
この「蓋女」というネーミングの是非はともかく、マンホールの蓋が熱いのは間違いないようです。

その手は桑名のマンホール

昨年から全国の自治体でマンホールの写真やデザイン・由来・位置(緯度経度)を表した「マンホールカード」が配布されはじめました。
これまでに145自治体・170種類、発行総数60万枚に上る一大ムーブメントとなっています。

そしてブームはこの中京エリアにも影響を与えています。その代表と言えるのが三重県桑名市です。

焼きハマグリが名物とされる桑名市は、実は鋳物作りに適した砂が採れたことから、古くは江戸時代から鋳物産業も盛んな街。
桑原鋳工株式会社ではご飯の釜や鉄瓶など一般的な鋳物に加えて、何千種類ものマンホールを製造していて日本全国から注文を受けて出荷しているのです。

マンホールの製造工程について簡単にご紹介しましょう。

1,500度まで熱した鉄を砂の型に流し込んで固めます。
この砂の型を使うことで、鋳物の表面には砂による表情が加えられます。
つまり、デザインは共通していても、同じものはひとつとしてありません。この辺りが女性ファンのハートをくすぐる奥深さなのでしょうか。

蓋を敷く、という新しいホビー

このブームを受けて、桑原鋳工株式会社ではマンホールのデザインを使ったコースターを作りました。
コースターと言っても紙製などではありません。

どうですか、このそのまんま感。

材質も実際のマンホールの蓋と同じで、大きさが違うだけ。
まさにマンホール蓋のミニチュアとも言えるコースターです。

地元桑名市の蓋からは「ハマグリ」「七里の渡し」「連鶴」など。
他にも愛知県岡崎市の「岡崎城と桜と花火」、愛知県豊橋市の「手筒花火」、長野県の「りんご」、横浜市の「帆船日本丸」などご当地色豊か。
20の自治体・30種類ほどのコースターがあります。

このマンホールコースター、全国の雑貨店や桑原鋳工株式会社のホームページで販売されています。

また、桑原鋳工株式会社では工場見学や鋳物造り体験も行っているとのこと。
大人の社会科見学の一環としていかがでしょう?
(清水藍)

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