2018年2月15日(木)

松原タニシが巫女バーの元巫女から聞いた篠島の奇祭とは?

北野誠のズバリ / Chubuネタ

事故物件芸人の松原タニシが、たまたま行った巫女バーで出会った元巫女さんから聞いた奇祭について、2月13日『北野誠のズバリ』で紹介しました。

パーソナリティの北野誠も興味津々、いつもより口数少なく思わず聞き入っていました。

ごく一部に巫女ブーム到来

「巫女バーで元巫女さんと会ってきました」と松原タニシ。
タニシが行ったのは名駅の近くにある「やすらぎBAR月天」です。名古屋で唯一の巫女さんがバーテンダーをしてくれるバーで、店内には神社もあるそうです。

「僕の中で”巫女ブーム”が来てまして。大阪にも「こだわりのそば&酒処 巫女福そば」っていうのがあったんですけども、潰れちゃってまして。東京にも巫女のアイドルグループ「みこーず」がやってる「みこBar中野店」というのがあるけれども」

「やすらぎBAR月天」の入り口には鳥居が並んでおり、正面にはおみくじが引ける社があります。巫女さんは撮影禁止。
いわゆる”お通し”として、日本酒などでなくピンク色の甘くて飲みやすいお神酒を貰います。メニューは普通だそうでです。

「本当の巫女さんなんですか?って聞いたんですよ。僕がたまたま行った時の巫女の格好をされてるバーテンダーのお姉さんは、私は、現在リアルタイムの巫女ではないですけれども『巫女をやったことがあります 』というお姉さんでして。いろいろ教えてくれました」

篠島の元巫女さん

タニシがあった巫女さんは愛知県の篠島出身。
篠島は知多半島の先の伊勢湾、日間賀島の南側にあります。
1979年(昭和54年)には吉田拓郎が19時から翌朝4時まで『吉田拓郎アイランド・コンサートin篠島』を行った島としても知られています。

「篠島で生活していると、中学生になったらか、高校生になったらだったか、神社の氏子さんたちが『○○ちゃん、いい年になったから巫女さんやりなさい』って言って、巫女さんになるんですって」

実際に、何をするというわけでもなく、大晦日とか節分のお祭りの時に、おみくじの前に立ってるような係だそうです。そんなお手伝いをした経験がある巫女さん、「ただ、うちの地元、ちょっと変わってるんです」と話してくれたのが次のようなお話でした。

ほぼ女人禁制の大名行列

巫女さんは二十歳までとか、生娘しかできないとか地域によって決まりがあるんですが、篠島では二十歳までしか巫女さんの仕事はできないそうです。

その篠島で最も大きなお祭り、女性は見ることはできても参加はできない、という島の男性たちだけのお祭りがあるんだそうです。

篠島には「八王子社」と「神明神社」という二つの神社があります。
八王子社が男性神「オジンジキサマ」をお祀りしていて、神明神社は女性神をお祀りしています。
「オジンジキサマ」は白いびらびらの「シデ」と言われる紙をいっぱい重ねた60キロにもなるカリフラワーみたいなでっかいご神体です。

1月3日と4日の二日間「オジンジキサマ」が八王子社から神明神社まで移動する「オワタリ」という神事が行われます。
厄年の男性たち「オジンジキサマ」を運んで、後ろから高校生たちが大名行列のようについて行くので、この祭礼を総称して「大名行列」といいます。

絶対に見てはいけない神事

「初日の1月3日には、厄年の男性たちが、身を清めるために海に入ったり、砂浜で舞を踊ったりするんですよ。大阪の岸和田だったら、だんじりで学校を休むように、この島では、高校生になったら「オジンジキサマ」の舞を一年前から練習させられるんですって」とタニシ。

身を清めた男性たちは、お昼の3時には、みんな家に帰ります。夕方6時に「オジンジキサマ」の「オワタリ」が始まります。
その間の20分間は、家から外に出てはいけない時間。民宿の観光客も、宿からいっさい出てはいけませんという注意を受けます。

さらに、この20分間は島の電気が全部消えます。電力会社も通電を一時的に遮断して、完全に島を真っ暗にします。

星明りだけの状態にして、その年の決められた宮司さんと、「庁屋の人」と呼ばれる神職の方々によって、八王子社から神明神社に「オジンジキサマ」を運ぶ「オワタリ」が行われます。
「オワタリ」は絶対に見てはいけないそうです。

離島は同じ?

「これ、観光客も見てはいけないんやろ。これ、沖縄の離島の祭りと同じやん。撮影したり見たりすると、それだけで村がえらいことになる」と北野誠。

篠島の人口は2015年の調査では1,653人。その前の2010年の調査と比べると、5年で約100人減っています。高校生もあまりいないような数字です。
沖縄の離島でも人口減少のため途切れてしまうお祭りもありますが、篠島はどうなるのでしょうか。

いわゆる奇祭です

「次の日がメインでして、今度は男性たちがヘンな髭のメイクをして、また大名行列をしながら浜にやって来ます。みんな、徳川家康や織田信長などの武将になりきっているみたいです」

浜には朝一番で厄年の男性たちが立てた「オタナギサマ」という木があります。これがもう一つの神様。そこに「庁屋の人」によって「オジンジキサマ」が運ばれてきます。その前で、高校生と厄年のおじさんたちが、ふんどし一丁になって浜で舞います。

「そして厄年の男たちで『オタナギサマ』を引き倒して、海まで引きずって行って流します。これがまるで寒中水泳。これで大名行列は終わり。こんなお祭りがあったんだなあ、と驚きです」とタニシは言います。

「いわゆる奇祭ですね」と北野誠。
「たまたま行った巫女バーの元巫女さんが語ってくれた不思議なお祭りの話でした。週6で入ってるらしいんで行ってみると面白いですよ」と言う松原タニシでした。

近くにこんな奇祭があったんですね。一度は体験したいもんです。
(尾関)

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