2017年11月26日(日)

昭和を感じる博物館で行われる「地域回想法」とは!?

レポートドライバー / Chubuネタ

CBCラジオレポートドライバーの松本結花です。
愛知県北名古屋市にある「昭和日常博物館」にお邪魔しました。

ただいまこの「昭和日常博物館」では『あの頃の楽しさも悩みも余すことなく語れる場』という特別展を開催中です。
この不思議な名前の展示会について、学芸員の伊藤さんに話を伺いました。

まるで映画のセットのような昭和ムード満載の「昭和日常博物館」。

昭和の暮らしを知ることができる博物館なんです。

そんな昭和日常博物館で現在行われている特別展が、『あの頃の楽しさも悩みも余すことなく語れる場』です。

展示室内には主に昭和30~40年代のこどもに焦点を当てたものが並んでいます。

キャラクターもののおもちゃや、小学校で使っていたもの、雑誌などなど…。
とにかく懐かしい品々がズラリ。

しかし、気になるのがそのタイトル。
あの頃の楽しさも悩みも余すことなく語れる場…

そもそもこの展示会は、北名古屋市で取り組んでいる「地域回想法」が15周年を迎えたことを記念して開催されたため、それにちなんだタイトルになっているんです。
ではその地域回想法、どんなものなのかというと…

そもそも回想法とは、昔懐かしいことを思い出しながら、周りの人とコミュニケーションをとることで脳が活性化されるという療法で、高齢者にとっては認知症の改善にもつながるとか。

高齢者が生き生きと過ごすことにもつながり、基本的には介護施設や病院などで取り入られているそう。

そんな回想法を地域ぐるみで行うのが「地域回想法」なのですが、施設や病院の枠を超えて地域全体で誰でも懐かしの思い出に触れる機会を作っていこうとする取り組みなのです。
北名古屋市では介護予防事業として取り組んでいるんだとか。

実はこれ、北名古屋市が15年前に始めたのも全国初の試みだったんです。

具体的には公共施設などで回想法スクールを設けており、その回想法スクールを卒業すると、市から「生き生き隊」に自動的に任命され、市内のイベントやお祭りなどに参加し、こま回しや水鉄砲といった当時の遊びや文化をこどもに教えているそうですよ。

これにより「生き生き隊」に所属する高齢者にとっては当時を回想するきっかけになり、またこどもにとっては当時のことを知るきっかけになるのです。
地域ぐるみで行うことで全ての世代が関わっていくことができ、地域での繋がりもより強くなるのですね。

そしてもちろん今回お邪魔した昭和日常博物館も、その地域回想法に一役買っているわけなのです。

展示してある懐かしい昭和の品々を見ながら思い出話をするのは、まさしく回想法。
今回の展示会でも、お客さんが思い出話に花を咲かせていました。

一言に「思い出話」と言っても、楽しかったことや大変だったことなど様々なお話しが出ていました。
だからこそ今回の展示会のタイトルなんですね

昭和日常博物館は、もちろん北名古屋市以外の方も楽しめます。
入場無料で特別展は来年1/30までです。
ぜひ足をお運びください。
(松本結花)

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